漢方薬は心身の健康にアプローチするイメージが一般的ですが、つややかでしなやかな美髪づくりにも役立つ種類が豊富に展開されているんです。
女性の見た目や印象を左右する、髪と頭皮のコンディションを整えるために、今回はおすすめの漢方薬の種類をご紹介!
美髪ケアに漢方薬を取り入れるメリットや効果も合わせて参考にしてくださいね♪
目次
♦︎漢方薬で美髪ケア!その効果やメリットとは?
自然界に存在している天然素材や、身近な食べ物から抽出されたりもともと含有されているナチュラルな素材をベースにして作られている漢方薬。
ここでは漢方薬で美髪ケアをするメリット、女性に嬉しい効果を解説してみたいと思います。
✔️血液、リンパ液のめぐりを整える
健康的でツヤのある美髪づくりに役立つ漢方薬は、その種類にかかわらずに血液やリンパ液のめぐりをサポートする働きがあります。
女性の抜け毛や薄毛、白髪のよくあるトラブルは、毛根や黒髪を生やす働きのあるメラノサイトの栄養不足が原因と考えられています。
美髪づくりに役立つ漢方薬は、頭皮の血液・リンパ液のめぐりを助けて毛根やメラノサイトに栄養を届けるため、抜け毛や薄毛、白髪が改善されて丈夫な髪が育っていくようになります。
✔️女性ホルモンのバランスを整える
ストレスや生理周期、妊娠や産後などがきっかけで乱れやすくなる女性ホルモンは、エストロゲンという女性ホルモンが特に髪の成長やコンディションに深いかかわりを持っています。
女性ホルモンのエストロゲンは、ツヤとコシ、しなやかさのある髪に必須のコラーゲンを産生する働きがあります。
漢方薬は女性ホルモンとそれに連動している自律神経を整えながら、美髪に必要なコラーゲンの成長を助けて髪質の改善にアプローチするんですよ。
✔️気・血・水のバランスを整える
漢方のベースとなる東洋医学から見た気・血・水のバランスと髪の関係性とは、
・気:頭皮と髪のうるおいに必要な循環のバランスを整える
・血:毛根に栄養を行き届ける
・水:頭皮と髪のうるおいバランスを整える
という、それぞれに異なる働きがあり、美髪ケアに役立つ漢方を活用すると、3つのバランスを整えて髪と頭皮のコンディション作りの効果を引き出してくれます。
✔️穏やかな作用で入手しやすい
美髪づくりに役立つ漢方薬は、自然界の存在や食品に含有がある天然蔬菜で作られているため、薬のような副作用がなく穏やかな効き目・作用が特徴です。
また美髪専用の医薬品は、医師の診察を受けて処方を受ける流れになりますが、漢方薬の場合は身近なドラッグストア、インターネット通販で手軽に購入できるため、お試し的に使ってみたい女性にもおすすめですよ◎
♦︎美髪づくりにおすすめの漢方薬!種類別の効果を解説
カラダの内側から抜け毛や薄毛、白髪のトラブルを改善してつややか美髪に整える、おすすめの漢方薬をご紹介してみたいと思います。
✔️参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
参茸補血丸は髪と頭皮を活性酸素から守ったり、白髪を減らして黒髪を生やす作用のあるニンジンや、血液やリンパ液のめぐりを助けるカラトウキという生薬がこの漢方薬ひとつにブレンドされています。
またストレスによる胃腸のダメージを整える効果もあるため、栄養バランスの乱れが原因の薄毛や抜け毛、白髪が気になる女性におすすめですよ。
✔️婦宝当期膠(ふほうとうきこう)
婦宝当期膠は女性のホルモンバランスを整え、美髪に密接な結びつきのあるエストロゲンの活性に働きかけます。
すると体内で産生されるコラーゲンが安定して保持され、頭皮と髪のうるおいや髪質のコシをサポートし、ダメージに負けない質感に強化されていきます。
✔️十全大捕湯(じゅうぜんだいほとう)
十全大捕湯には血行促進と水分代謝をコントロールするケイヒや、不足した血液を補って毛根に栄養を届けるジオウなどの成分が含有されています。
甘みとスパイシーさが特徴の独特の風味が特徴で、冷えによる血行不良が気になる女性におすすめですよ。
♦︎美髪づくりに漢方薬がおすすめ!正しい飲み方とは?
漢方薬での美髪づくりは飲むだけシンプルな方法ですが、意外に見落としやすいいくつかの注意点があります。
漢方薬で美髪ケアを始める際には、
・食事の30分前に飲んでおくこと
・食後2~3時間後に飲んでおくこと
がポイントになり、空腹時に飲むと体内への吸収スピードが高まるといわれています。
また漢方薬の種類によっては、食べ合わせ・飲み合わせが良くないものもあるため、購入時は登録販売者や薬剤師さんに相談して適切な飲み方を早めに習慣づけておきましょう。
♦︎おわりに
ツヤとしなやかさのある理想の髪は、毎日のヘアケアと合わせて内側からのケアも重要なポイントになります。
サプリメント以上・薬よりも穏やかな作用が心身にやさしい漢方薬で、繰り返し触れたくなるなめらか美髪を手に入れてくださいね♪