この夏にスポーツやトレーニングを新しく始めたり、いつもよりも外で活発に過ごした時、筋肉痛が起こってスムーズに動けない、痛みがツラいと悩んでいませんか?
誰もが一度は経験したことのある筋肉痛は、ガマンできる痛み・違和感ではあるものの、皮膚や筋肉が引っ張られるような刺激・痛みに、ストレスを感じてしまうことがあるでしょう。
今回は筋肉痛が起こるのはナゼなのか、メカニズムや原因、本来の軽やかさを取り戻すためのセルフケアをまとめてご紹介してみたいと思います。
目次
♦︎筋肉痛が起こるメカニズムとは?
久しぶりにハードなスポーツやトレーニング、外出先でアクティブに行動した際に怒ることが多い筋肉痛。
このトラブルは、ハードな動きによって筋肉が酷使されて筋繊維にダメージが加わり、修復する過程で多くの炎症物質が分泌されることで痛みや患部のひきつったような違和感が生じます。
急なスポーツやトレーニング、外出先でのハードな活動は、これまで酷使されていなかった筋肉が驚いたような状態になり、強い負荷がかかって炎症物質がたくさん分泌される分、痛みやひきつったような違和感が出やすくなるのです。
♦︎筋肉痛を繰り返すのはナゼ?よくある原因を解説!
久しぶりの運動やスポーツはもちろん、日常生活の中でのささいな活動でも繰り返し起こる筋肉痛。
このトラブルには、主に以下のような原因があると考えられているんです。
✔️エネルギーやスタミナ不足によるもの
久しぶりにトレーニングやスポーツをすることは、それなりにたくさんのエネルギーやスタミナが必要になります。
ですがこれまでそこまで酷使されていなかった筋肉が、久しぶりの運動やスポーツを行うと、この負荷に耐え切れずに筋繊維に負担やダメージが加わってしまいます。
日頃のエネルギーやスタミナ不足は、パワーを貯蔵する肝臓や筋肉の動きがハードな運動・スポーツに追いつけない状態に。
すると筋肉を上手くスムーズに動かすことができずに、筋繊維にかかる負担が増えて痛みや引きつったような違和感を生じてしまうのです。
✔️運動不足による筋肉の緊張によるもの
普段からあまりカラダを動かす機会・頻度が少ないと、筋肉は凝り固まり、柔軟性を失ったり血流が悪い状態に変わってしまいます。
そこに急激な活動や運動、スポーツをすることで筋肉にかかる負荷が強く加わり、凝り固まった筋肉がほぐれるまでに時間がかかって痛みや刺激を感じやすくなります。
さらに筋肉が緊張していると、炎症物質や痛みの原因物質を体外に追い出すためのリンパ管・血管の働きが活きなくなり、痛みの原因物質が溜まって繰り返しの筋肉痛が起こってしまうのです。
♦︎ツラい筋肉痛を緩和&未然予防!今日から始めておきたいセルフケア
この時期はこれまでよりも活発に行動したり、何か新しいトレーニング・スポーツを始める機会が増えてくるでしょう。
誰にでも起こりえる筋肉痛のツラい痛み、違和感を未然に予防するため、そして筋肉痛を緩和するため、今日から始めておきたいセルフケアをまとめてみました。
✔️ミネラルやタンパク質を補うこと
ツラい筋肉痛を未然に予防するためには、日々のカラダのコンディションを左右する、食べ物や栄養に気を配っておくことがポイントになります。
魚介類や海藻類に多く含まれているミネラルは、
・体内の水分バランスを整える
・筋肉痛で増える炎症物質、痛みの原因物質を体外に追い出す代謝バランスを整える
という役割があるため、毎日の食事に積極的に補うようにしましょう。
また、肉類や魚類、大豆製品に含有が多いタンパク質は、丈夫な筋肉を育成してハードなスポーツや活動、運動に耐えられる組織の材料となります。
女性の1日のタンパク質摂取目安量は50gとなっているため、朝昼夜のすべての食事に積極的に摂り入れましょう。
✔️ぬるま湯の入浴で血流を促す
久しぶりのスポーツやハードな活動で筋肉痛が出てしまったら、その日は血液循環を促して炎症物質や痛みの原因物質を体外に追い出す、ぬるま湯での入浴をしましょう。
筋肉痛は凝り固まって緊張した筋肉に、運動や活動で急な負荷がかかり生じることが原因のため、カラダのめぐりを促す入浴は痛みの緩和や筋肉痛による重だるさの解消に役立ちますよ。
✔️スポーツや活動前後にはストレッチを欠かさない
スポーツやハードな活動をする前には、
・前→カラダの反動をつけずに、伸ばす、曲げるといった静的ストレッチを行う
・後→カラダの反動をつけて動かす、伸ばす、曲げる動的ストレッチを行う
ようにすると、緊張した筋肉がほぐれてハードなスポーツや活動に順応できるコンディションに整えることができます。
♦︎おわりに
頻繁に繰り返し起こるツラい筋肉痛も、今回のコラムで予防や対処が万全に整いそうですね。
筋肉は運動不足によってすぐに凝り固まる性質を持つため、柔軟性を維持するための前後ストレッチや栄養摂取を心がけて、いつも軽やかなコンディションをキープしていきましょう!