✔️全身の筋肉に負荷をかけてボディメイク

逆立ちを行うと、通常の体勢で重力がかかっていたカラダをさかさまの体勢に変えて、血液循環やリンパ液のめぐりを一気に加速させることができます。

すると、この働きを担う筋肉に負荷がかかり、燃焼しやすい体質に整ったり筋肉が引き締まって全身のボディメイクにつながります。

また逆立ちは、腕や体幹、お腹まわり、両足と一定の時間負荷が加わり続けるため、自然に筋肉が鍛えられて全身のバランスが取れたスタイルに変えていくことができるのです。

✔️老廃物や毒素の回収・排出が活性化して美肌になれる

20秒の逆立ちを行うと、お肌内部や体内に溜め込まれたままの毒素や老廃物が、活性化したリンパ液や血流の流れによって回収・排出されやすくなります。

体内やお肌に蓄積された老廃物は、肌色をくすませたりターンオーバーを妨げてトラブル肌が慢性化してしまう心配も…。

20秒逆立ちを定期的に行っていると、血流の活性で体温がじわじわと上昇し、無理なく自然な発汗作用がもたらされていきます。

逆立ち20秒によって流れる汗は、天然のクレンジング剤・洗顔料と呼ばれるほど皮膚の自浄・清浄作用に優れているため、全身の毛穴が開いて汚れが回収・排出されることで血色感のあるツヤ肌に整っていくのです。

✔️ストレスの解消やリラクゼーションにつながる

ココロの健康にも実はアプローチできる、逆立ち20秒。

その理由は、逆立ちをするとこれまで見慣れていた風景がガラリと変わり、新鮮味を感じて気分が前向きになっていくからなのです。

また20秒の逆立ちは、一般的なトレーニングに比べてがらりと体勢が変わることも、精神的に刺激や新鮮味を感じてストレスの解消に役立ちます。

逆立ち20秒を繰り返すと、心身が慣れてカラダがふんわりと持ち上がる浮力作用が活性します。

すると、こわばっていた全身の筋肉が弛緩して、緊張によるコリの緩和、癒し効果も得られるでしょう。

ストレスでもっとも強い影響を受けやすい自律神経・女性ホルモンも、20秒逆立ちでバランスが整い、

・やる気や活性力を高める交感神経

・全身の血管を拡げて血流UP、癒しに働きかける副交感神経

・しなやかな関節や筋肉をサポートし、お肌にツヤやハリを与えるエストロゲン

という、美容やダイエットの効果が高まると言われています。

✔️20秒逆立ちをする前の事前準備

20秒逆立ちをする前には、室内に十分なスペースを確保しておくことが重要。

逆立ちをする際は、助走をつけるように両足をグッと持ち上げるため、ケガのないよう十分なスペースを確保して、何も置かないまっさらな環境に整えておきましょう。

また、逆立ちによる衝撃から頭を守るために、逆立ちをする場所に厚めのクッション・マットなどを用意しておくことも基本のポイントになります。

✔️初めは10秒からスタート

逆立ちは体勢ががらりと変わって血流が一気に促進し、短時間で体温の上昇にアプローチできますが、心身に無理のないよう10秒からのスタートを心がけましょう。

逆立ち10秒を定期的に行っていくと、筋肉が弛緩したりカラダを上へ持ち上げる筋肉が鍛えられて心身が少しずつこの体勢に慣れていきます。

逆立ちをしている際に、浮力作用によってカラダとココロがふわふわになる変化を感じたら、10秒から15秒→20秒と少しずつレベルアップしていくようにしましょう。

✔️逆立ちの基本的な体勢

1.壁に向かって両足を高く持ち上げる

2.両腕でしっかりと全身を支える

3.壁と背中、腰がまっすぐになるように体勢を整える

ことがポイントで、初めのうちはクッションに頭や両腕をつけながら足を壁につけて上に伸ばしていく方法も無理がかからない方法ですよ。