一度は目や耳にしたことがあるHSPが略語のヒートショックプロテイン。
ダメージを受けたタンパク細胞を修復して、美容や健康にアプローチするヒートショックプロテインは、実は毎日のバスタイムでもその産生を増やしていくことができるんです。
ここではヒートショックプロテインがどのようなものなのか、バスタイムとの関係性や気になるメリット、産生を増やしてキレイと健康を磨く入浴法をまとめてご紹介します◎
目次
ヒートショックプロテインとは?バスタイムとの関係性を合わせてチェック!
ヒートショックプロテインは、バスタイムをはじめサウナや岩盤浴、酵素風呂や温泉など、カラダが深部からじっくりと温まり、体温が上がって保温された状態のシーンで産生する美と健康に役立つ現象のことを言います。
ヒートショックプロテインのさらなる特徴について、ここではバスタイムとの関係性を一緒にチェックしてみましょう。
▼ヒートショックプロテインとは?
ヒートショックプロテインは、紫外線ダメージやストレス、乱れた食生活や睡眠不足など、あらゆるトラブルによってダメージを受けたタンパク細胞を修復する働きがあります。
わたしたち人間の髪や皮膚、内臓はそのほとんどをタンパク質の構成で占められていると言われていて、ヒートショックプロテインはお肌や体調をもとの健やかな状態に戻すために働きかける役割があり、これは主にカラダを温めることによって産生が増えていくと考えられています。
▼バスタイムとヒートショックプロテインの関係性!
どんな女性にも毎日のルーティンとなるバスタイムに、ヒートショックプロテインはどんなかかわりがあるのでしょうか?
効率的でスピーディーな温活メソッドとなる毎日の入浴は、カラダがじわじわと温まって体温が上がり、38℃程度の体温にまで上昇するとヒートショックプロテイン現象が活発になります。
するとさまざまな原因でダメージを受けたタンパク細胞を修復しながら、美肌や健康体へのアプローチが可能になると言われているんですよ。
バスタイム中のヒートショックプロテイン!気になるメリットを解説
ヒートショックプロテインの産生は、ルーティンとなるお風呂時間に活性するため、誰でも気軽に続けられる手軽さが魅力に感じますね。
ここからはさっそく、バスタイム中のヒートショックプロテインにどんな働きがあるのか、美容や健康に役立つメリットをまとめてお伝えしましょう!
▼ツヤツヤもっちりの美肌に
お肌はタンパク質をベースにして構成されていて、紫外線ダメージやストレスによって内部で産生されているコラーゲンが焦げ付き、糖化現象からコラーゲンが本来の力を発揮できなくなることがあるんです。
バスタイムのヒートショックプロテインは、傷ついたお肌構成のベースとなるタンパク質を修復し、肌代謝を活性しながら、ツヤツヤでもっちり、ほのかな血色感のある美肌に導きます。
▼ストレスケア
バスタイム中のヒートショックプロテインは、ストレスの元凶となる乳酸の発生を抑制すると考えられています。
またストレスから大量に発生する活性酸素のダメージによって傷ついた血管の修復に働きかけるため、毎日のお風呂は血管や血液の健康を維持するためにも欠かせないメソッドになります。
▼免疫力のアップ
コロナ禍の影響でいっそうに免疫力向上の意識が高まるこの頃。
ヒートショックプロテインは、血液内に潜んでいる細菌の退治に働きかけるリンパ球の作用を活性化すると考えられています。
さらに毎日のバスタイムで体温が上がると、ヒートショックプロテインによるアプローチの他にも、基礎代謝・免疫力が13~30%向上しやすくなるとも言われているんですよ。
バスタイムでヒートショックプロテインを増やす入浴法!
万能な作用があるバスタイム中のヒートショックプロテイン、この産生を増やすための入浴のポイントを見て、今日からさっそく実践してくださいね◎
▼40~42度の湯温で15分程度入浴
40~42度の湯温に15分程度入浴する方法は、スムーズに体温を上昇させてヒートショックプロテインを増やせる湯温となります。
はじめは半身浴からスタートし、カラダが慣れてきたら全身浴にシフトしながらの無理のない入浴から始めてみましょう。
▼カラダを冷やさず、20分は保温すること
お風呂から上がる際、冷水を浴びてしまうとヒートショックプロテイン現象が薄れてしまうため、入浴後はぬるま湯のかけ湯をし、常温の水でクールダウンをして20分は温かい状態を維持するようにしましょう。
まとめ
バスタイムのヒートショックプロテインは2日間かけてがピークとなり、最大3~4日もその働きを維持できると言われています。
デートや女子会など、特別なイベントの前にヒートショックプロテインを意識したバスタイムを心がけて、ベストなコンディションでキレイを維持し続けていきましょうね。