乳液は化粧水を使った後に塗布するスキンケアアイテム、というイメージが一般的ですが、実はフェイスやヘア、ボディにまで便利で手軽な活用術がいくつも存在しているんです。
何気なく使っている乳液を全身のうるおいケアに活用すると、コストのかからない理想的で続けやすい全身美容にアプローチできるはず!
今回のコラムでは、乳液の意外に知られていなかった全身への活用術やそもそもの役割について解説してみたいと思います。
目次
♦︎そもそも乳液の役割とは?
化粧水や美容液、クリームとはまた違った美容作用がある乳液。
ここではマルチに活用できることにも納得の、乳液の多彩な役割について解説していきます。
✔️お肌の水分にフタをして油分とのバランスを整える
お肌の乾燥や敏感肌、シミやシワは、お肌の水分と油分のバランスが崩れていることも原因のひとつ。
乳液は、化粧水で補った水分をお肌の内部に閉じ込めフタをする、エモリエント作用があります。
乳液を正しく使うことでお肌に存在する水分と油分がミルフィーユのようなカタチになったラメラ構造が整い、乾燥や敏感肌、シミやシワのエイジングサインの緩和や予防にアプローチできるのです。
✔️お肌のざらつき・ごわつきをなめらかな質感に整える
健やかで若々しいお肌は、古い角質が剥がれ新しい角質に変わっていくターンオーバー・新陳代謝が安定しているという特徴があります。
乾燥や紫外線ダメージ、間違ったスキンケアなどが原因でお肌に古い角質が溜まると、新陳代謝やターンオーバーが不安定になって肌荒れや毛穴詰まり、大人ニキビができやすくなってしまいます。
乳液は化粧水で補った水分を閉じ込め、角質層に水分と油分をバランスよく補うことで、角質層が持つ新陳代謝やターンオーバーの働きを正常にしていきます。
すると、古い角質が剥がれて新しい角質が育つお肌のサイクルが正常になり、ざらつきやごわつきのない、柔軟性となめらかさのある美肌をキープできるようになるのです。
♦︎カンタン便利な乳液活用術~全身のうるおいケアに役立つ使い方~
美肌を育むための必要な作用をお肌にもたらしてくれる乳液。
ここでは全身のうるおいケアに役立つ、カンタン便利で続けやすい、さらにはコストもカットできる乳液のおすすめ活用術をあますことなくご紹介します◎
✔️洗顔やナチュラルメイクのクレンジングに
乳液で洗顔をすると、お肌の水分を守り、油分を補いながら必要な汚れのみを落としてしっとりなめらかな肌質に整います。
一般的な洗顔料は洗浄力が比較的強いことで洗顔後のツッパリや乾燥が気になることもあるもの。
乳液は水分を守り、油分を補いながらの洗顔ができるため、洗顔によって乾燥や敏感肌が気になる女性にもおすすめです。
さらに乳液のベースとなるオイル成分が毛穴に密着してナチュラルメイクの汚れを絡め取るため、クレンジング剤を購入せずとも手軽でコストのかからないクレンジングが実現します。
✔️日焼け止めや化粧下地にブレンドして使う
夏仕様の日焼け止めや化粧下地は、余分な皮脂を収れんする成分が含まれているため、乾燥したり仕上がりのキシキシ感が気になることもあるのではないでしょうか?
夏仕様の日焼け止めや化粧下地にパール小程度の乳液をミックスして使うと、余分な皮脂や汗によるテカリを収れんしながらも、水分にフタをして油分を補うことができるため、いつもとは違ったしっとりなめらかな肌質に整っていきます。
✔️パサつきが気になる髪のスタイリング剤に
長時間のフル稼働したエアコンや強力な紫外線ダメージに髪と頭皮が晒され続けると、うるおいがどんどん奪われて乾燥やパサつきの原因になってしまいます。
乳液は、乾燥やパサつきが気になる髪に部分的に塗布することで、ツヤとなめらかさを与えることができ、光の反射を受けてうねりや白髪のカバーにも役立ちます。
一般的なヘアスタイリング剤は、毛穴詰まりの原因となる刺激物・添加物の使用もめずらしくはないため、乳液の頭皮への使用は毛穴詰まりを防ぎながらナチュラルな乾燥対策に役立ちますよ。
✔️ボディやフェイスマッサージに
ボディクリーム、フェイスクリームに比べると、なめらかさとみずみずしさが調和した使用感の乳液は、マッサージにもベストなアイテムと言えます。
フェイス・ボディのマッサージに乳液を活用すると、水分にフタをしながら油分の浸透を助けて血液循環・リンパ液のめぐりがスピードを増すため、老廃物・毒素が流れ出てスッキリシャープなラインに整っていくでしょう。
また血行が促されることで肌色のトーンアップ、血色感のある若々しい肌質に整っていきます。
♦︎おわりに
普段何気なく使っている乳液に、イメージしていた以上の活用術があったことは嬉しい発見でしたね。
いつものスキン、ヘア、ボディケアに乳液を活用したメソッドをプラスして、うるおいに満ちた全身を手に入れていきましょう!