✔️自律神経やホルモンバランスのゆらぎによるもの

暑い季節でもカラダがひんやりとし、ざわざわ・ぞくぞくとする風邪の前触れのような寒気を感じることがある場合は、自律神経やホルモンバランスのゆらぎが低体温につながっているのかも。

そもそも自律神経は体温を一定に保つ役割があるのですが、ストレスや乱れた生活習慣の影響をダイレクトに受けやすいことで乱れ、連動しているホルモンバランスも揺らいでしまいます。

自律神経が乱れると血管を収縮してカラダを冷やす交感神経ばかりが優位に立ち、体温調整がままならないことで低体温の体質に変わってしまうのです。

✔️筋肉不足によるもの

女性はもともと男性に比べると熱を産生し保持する筋肉量が少ないことで、カラダが芯から冷えやすく35℃台の低体温になりやすい傾向にあります。

筋肉にはそもそも、カラダを温める血行を促進したり熱を生み出す作用があるため、運動習慣がないと筋力がどんどん衰えて熱が生み出せなくなり、35℃台の低体温に変わってしまうことがあるのです。

✔️低体温による美容の影響は？

低体温は血行不良とイコールのため、体内に老廃物や毒素が溜まって皮膚のターンオーバーの際にこれらが表皮に浮かび上がり、肌荒れやくすみにつながってしまいます。

また低体温の血行不良は老廃物・毒素が流れにくくなって肌色が暗くくすみ、どんよりとした印象に変わる心配もあるんですよ。

✔️低体温による健康への影響は？

体温は36.5℃が免疫力を最大に保つ数値と言われています。

体温が1℃でも下がると、免疫機能が30％もダウンすることがわかっているため、カラダの抵抗力が弱まって風邪を引きやすくなったり、アレルギーやウイルスの影響を受けやすい体質に変わってしまうリスクがあるのです。

✔️低体温のダイエットへの影響は？

運動不足や冷たいものの摂り過ぎ、エアコンの長時間使用の影響を受けて体温が35℃台の低体温になると、基礎代謝が15％もダウンすることがわかっています。

基礎代謝とはそもそも、ハードに食事制限や運動をせずとも、日常の何気ない動きの中で消費できるカロリー・エネルギー量のことを言います。

低体温は自然にエネルギーやカロリーを消費してくれる基礎代謝が低下し、食べた分だけ溜め込みやすい、ダイエットの成果が出にくい体質に変わるリスクがあるのです。

✔️体幹を鍛える

体幹はカラダの中でもっとも大きな筋肉のため、スクワットや腹筋、背筋で鍛えておくと効率的に筋肉が育成してこの部位が持つ熱産生による体温UPが期待できます。

また体幹はお風呂にじっくり入ったり、血液循環を助けるふくらはぎのケア・足湯を習慣づけることも、しなやかな筋肉を育てるポイントになります。

✔️1日2～3杯程度ココアを飲む

ココアはショウガよりも体温上昇と保持の作用が優れていると言われています。

ココアはホットはもちろん、常温でも全身の末梢血管を拡張して血行を促進し、体温上昇に働きかけてくれるので、1日2～3杯を目安に飲むことがおすすめですよ。