ぐっすりと質の良い睡眠をとったつもりでも、朝起きた時の全身の倦怠感や筋肉がひきつるような痛みを感じた経験はありませんか?
朝起きた時に倦怠感があると、仕事やプライベートの楽しみの支障になり、メンタル面にもよくない影響を与えてしまうもの。
今回は働く女性にこそよくある、起床時の倦怠感の原因と軽やかなコンディションを取り戻すためのコツをお伝えしてみたいと思います。
目次
♦︎起床時の倦怠感の正体はずばり?
しっかり眠ったはずなのに、朝起きると決まってカラダ全体の倦怠感や筋肉痛の痛みを感じてしまうのは、
・前日の行動
・睡眠時の寝姿勢
といったさまざまなきっかけが原因だと考えられているんです。
ここではさらに詳しく、目覚めた際のカラダのだるさの原因をまとめてみました。
✔️合わない寝具によるもの
マットレスがやわらかすぎるまたは硬すぎたり、枕の高さが合っていないことに気づけていない、さらには寝具のお手入れがおろそかになっている…。
そんな状態は、睡眠時の正しい寝姿勢が保てず、寝具が持つカラダ全体を支える働きが活きなくなって起床時のだるさにつながってしまいます。
また体質に合った枕・寝具を使っていたとしても、日頃のメンテナンスがおろそかになっていると肌触りの悪さ、ニオイなどが隠れたストレスになってカラダのこわばりにつながり、起床時の筋肉痛のような痛みが出やすくなるのです。
✔️筋肉トラブルによるもの
前日に、ストレッチや準備運動ナシでいきなりハードな運動や動作をしてしまったり、そもそもの運動不足が慢性化している場合も、寝起き時の倦怠感につながることがあります。
その理由は、ストレッチなしのハードな運動は筋肉にかかる負荷が強くなって自分が持つ筋力がハードな運動内容に追いつけず、疲労物質が溜まりやすくなります。
また日頃の運動不足が慢性化していると、筋肉や関節の柔軟性が失われて睡眠中にカラダを支えたり、血流を促す作用が活きず、余分なものが溜め込まれたままのためにだるさや筋肉痛のような痛みを感じることがあります。
✔️寝返りがうてない睡眠環境によるもの
子どもやパートナーと一緒に眠っていると、ひとりで眠っているときのような自然な寝返りが打てず、この睡眠環境が起床時の重だるさにつながってしまいます。
意外に知られていないのですが、寝返りには、
・睡眠中にかかる体重を分散させる
・睡眠中に滞りやすい血液、リンパ液の流れを助ける
・筋肉や関節のこわばりをほぐして柔軟性を保持する
といういくつもの役割があります。
寝返りがうてない睡眠環境は、カラダが常に同じ寝姿勢のまま維持されて筋肉や関節が凝り固まり、朝起きた時の痛みや倦怠感を催してしまうのです。
♦︎起床時によくある倦怠感をリセット!手軽な食事と習慣のポイント
起床時に起こりやすい倦怠感は、1日中カラダとココロがどんよりしてしまい、もったいないトラブルでもあります。
働き盛りの女性によくある起床時の重だるさをリセットすべく、効果的な食事と習慣のポイントをわかりやすくお伝えしていきます。
✔️朝ご飯は疲労回復食を
起床時の倦怠感をリセットする食べ物は、意外にたくさんの種類が存在しています。
疲労回復や美容にもアプローチできる、以下のような食べ物・栄養を摂っておくと、起床時に感じた倦怠感の内側からのリセットに役立つでしょう。
・肉類に含有が多いビタミンB群
・サラダチキンに含有が多いイミダペプチド
・フルーツ、野菜に含有が多いビタミンC
・魚類に含有が多いアミノ酸
ビタミンB群は起床時のだるさの原因となる、体内に溜まった糖質や脂質をエネルギー源に変えて活力アップに働きかけます。
またビタミンCは優れた抗酸化力で細胞の若々しさを保持し、疲労が溜まりにくい健やかな体質づくりに役立ちますよ。
イミダペプチドとアミノ酸は、疲労回復に特化したサプリメントにも含有が多く、体内では産生できないため含有の多い食べ物を朝食時にたっぷり補うことがポイントです。
✔️屈伸と腕まわしエクササイズのすすめ
起床時の倦怠感の原因、筋肉や関節のこわばりをほぐすためには、屈伸と腕まわしのエクササイズを起床時、仕事や家事の合間に行うことがおすすめです。
屈伸は疲労物質が溜まりやすい大きな筋肉をほぐし、腕まわしは長時間同じ姿勢でいたことが原因の、首や肩まわり、肩甲骨の動く範囲を広げて血流を促す働きがあります。
屈伸と腕まわしエクササイズは運動が苦手・不足状態の女性にも手軽にチャレンジでき、起床時に感じやすいカラダ全体の冷えの緩和や予防にも効果的ですよ。
♦︎おわりに
年齢を重ねると若い頃よりも筋力や関節の機能が低下し、起床時の倦怠感や痛みが出やすくなります。
頑張り過ぎの無理が利かない年代に差し掛かっていることを意識して、自分に合った寝具の活用と適度な運動、食事で、軽やかなコンディションをキープし続けていきましょうね!