新型コロナウイルスによる自粛や目まぐるしく変わる社会の変化、生活様式の変化にストレスを感じる方は少なくありません。
メンタルの不調を感じる方へ、メンタル不調の原因を探り、改善方法をご紹介します。
目次
メンタル不調の原因
いつも元気でハツラツとしている方でも気分が沈んでしまうこともあります。
特に女性はホルモンバランスの影響を受けるので、生理前は特にメンタルが乱れがちになり波があります。
生理前だけではなく、1カ月以上メンタルの不調を感じている場合は、以下の原因が考えられます。
・オーバーワーク
・栄養不足
・運動不足
これら3つが当てはまっているかどうかチェックしてみましょう。
「まだ大丈夫」と言い聞かせているのはオーバーワークの証拠
最近では新型コロナウイルスによる影響により、在宅ワークやリモートワークが増えてきました。
突然の環境の変化によって仕事とプライベートの境目があいまいになり、オーバーワーク気味になってしまうケースもあります。
また在宅ワークではなく、会社に出社している方は支度時間や通勤時間、残業などがあるので、気づかないうちにオーバーワークになってしまうことも。
自分では「まだ大丈夫」だと思っていても、体と心は悲鳴をあげているかもしれません。
健康面で不調がでるのは改善しやすいのですが、心の不調は起こってしまうのが早い一方、治すには時間がかかるので、しっかりと心の状態にも耳を傾けることが大切です。
栄養不足もメンタル不調に関係あり
栄養不足は体への健康だけに影響があると思っていませんか?
実は体だけではなく、心にも影響があります。
心の病として代表的なうつ病。
海外の研究ではうつ病の発症に食生活が関係していることが数多く報告されています。
魚介や野菜中心の栄養バランスに偏りがない食事を心がけている人は、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症、うつ病など精神・神経の病気が発症しにくいことがわかっています。
一方日本では欧米文化が浸透し、魚介や野菜中心の日本食よりも肉や加工食品、砂糖のような精製食品が多くなってきました。
これがうつ病の発症に少なからず影響を及ばしていると考えられます。
運動不足が不眠やイライラにつながる
運動不足は在宅ワークによる影響も少なからずあります。
会社に通う場合は、往復の通勤が適度な運動になりますが、家で仕事をする場合は移動範囲が家の中に限られてしまいます。
またデスクワークが中心なので、姿勢が悪い状態で長時間座り続けることになり、体にとって害でしかありません。
家にいる時間は食べ物や飲み物が自制できない可能性もあるので、運動不足に加えて過食などの問題も発生します。
運動とメンタルの不調の関係は、頭が疲れているのに体が疲れていないというアンバランスな状態が不眠を引き起こす可能性があるからです。
寝つきが悪い・眠りが浅いということは、質の高い睡眠が取れていない証拠。
適度な運動によりイライラを抑えたり、さわやかな気分になるセロトニンが分泌されるので、運動不足によりメンタル不調が引き起こされる可能性も考えられます。
メンタル不調の改善方法
メンタル不調の3つの原因に当てはまったものはありましたか?
ここからはあなたのメンタルの不調を改善できるよう、改善策をご紹介します。
「いまいち原因がわからない」という方は、ひとつずつチャレンジしやすいものから試してみることをおすすめします。
ビタミン豊富な食事
先ほどメンタルの不調の原因としてあげたなかに、栄養不足も考えられるとご紹介しました。
一番チャレンジしやすいのが栄養バランスのいい食事を心がけることです。
栄養バランスのいい食事といっても、野菜をたくさん食べる・魚介中心のメニューに切り替えるのでは非効率です。
そこで以下2つの栄養素を意識して摂取するようにしましょう。
・葉酸
・鉄分
意欲の低下を防ぐ葉酸は、緑黄色野菜に多く含まれています。
色の濃い野菜は栄養価が高いといわれているので、できるだけ濃い色の野菜を選びましょう。
鉄分が不足すると、疲労や焦燥感、集中力の低下などのうつ症状を引き起こす原因になります。
特に生理前と生理中は不足しやすいので、食事であれば赤みの肉やレバーを。
苦手な方はサプリで補うようにしてください。
家でもできる適度な運動
運動は有酸素運動と筋トレの組み合わせが効果的です。
家でもできる有酸素運動は踏み台昇降やもも上げなどがあり、これにスクワットなどの筋トレをセットで行います。
踏み台がなければ、新聞や雑誌をテープで縛って高さを作ったものでもOK!
運動が苦手な方は、3分から始めてだんだんと回数と時間を増やしてみましょう。
まとめ
メンタルの不調の原因と改善方法をご紹介しました。
心の不調は本人が気づきにくいこともあるので、普段から意識することが大切です。
うつ病に悪化してしまうと治すのに時間がかかってしまいます。
いつもの生活に栄養のある食事と運動を取り入れて、心も体も健康になれることを大切にしてください。
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