100円ショップや街中で簡単に手にすることができるマニキュアですが、上手に塗れない、長持ちしない、きれいに仕上がらないなど、たくさんの悩みが出やすいのも特徴の1つ。
もし自分でマニキュアを上手に塗ることができたら、いつもきれいな手元でいることができますよね。
そこでここでは、ネイルコンテストにも出場している、プロのネイリストが伝授!
マニキュアの上手な塗り方をマスターしましょう。
爪の上の油分を除去し、ベースコートを塗る
まずはマニキュアを塗る前の下準備として、爪の上の油分をしっかり除去しておきましょう。
使うのはすぐに手元にあるアルコールや、もし可能であれば、爪の油分を除去するネイルプレップがおすすめ。
ただし爪の油分を取るということは、爪を乾燥させてしまうので、油分を取ったら次の工程に進むようにしましょう。
間違っても、油分を取って時間をおいてからマニキュアを塗るなんてNG。
爪の油分を取ることができたら、次はベースコートを塗ります。
色が付けばいいから…とベースコートを塗らないと、爪にマニキュアの色素が沈着してしまい、爪が変色してしまう原因に。
ベースコートを塗ることで、そのうえに塗るマニキュアのもちもよくなります。
ベースコートを塗るときは、薄く塗るように意識しましょう。
マニキュアを塗る30分前に軽く振る
マニキュアを振ると泡が入って見た目が悪くなるという意見もありますが、もちろん間違っていません。
ですが、それは振り方が少し激しいのかもしれません。
実際にプロのネイリストがコンテストに出場する際、カラーにムラが出ないように軽く振って中を攪拌させています。
振るときは、5回程度軽く上下にカシャカシャと振るだけでOK!
泡が入ってしまう振り方は、上下に激しくガシャガシャと振っている場合が多いです。
軽く5回程度振るだけで、十分に中の色素はまんべんなくなっていますので、優しく扱うのがポイント。
この、優しく扱う意識が、マニキュアを塗る際にも生かされます。
マニキュアを塗る30分前に振る理由は、振った後すぐでは、刷毛にマニキュアが上手に取りにくいから。
面倒ですが、上手に塗るためのコツを実践していきましょう。
刷毛の先端にマニキュアを取る
セルフネイラーさんに多いのが、マニキュアの刷毛にたっぷりとつけて、爪の上に乗せている塗り方。
これは上手に塗ることがなかなか難しいです。
刷毛の3~5ミリくらいにマニキュアを付けると、より薄くきれいに塗ることができます。
もししっかりと色味を出したいのであれば、重ね塗りがおすすめ。
もともとマニキュアは重ね塗りをした状態での発色をイメージカラーとして打ち出しており、厚塗りで出る色味ではありません。
さらに厚塗りになってしまうと、乾きも悪く、何かにぶつかってせっかく塗ったマニキュアがえぐれてしまうことに。
マニキュアを塗ったのに、どこかにぶつけてしまうのは、1度は経験したことがある方もおおいのでは?
刷毛の先にマニキュアを取ることを意識するだけで、きれいに塗れる土台ができあがったと言ってもよいでしょう。
厚塗りしない
先ほど少しお伝えしましたが、厚塗りは乾くのにも時間がかかりますし、発色をきれいに見せることができません。
そして厚塗りになると、塗ったマニキュアの表面に凸凹ができやすくなるため、つるんとした仕上がりにもなりにくくなってしまいます。
マニキュアの特性で、厚塗りをしても表面はすぐに乾いてくれますが、中は半熟状態が6時間以上続くことも。
速乾性のマニキュアでも、厚塗りをすると乾きにくくなるので、仕上がりがきれいになりません。
先ほどお伝えした、刷毛の先にマニキュアを乗せる意識をするだけで、厚塗りを回避することにも繋がりますので、ぜひ実践してみてくださいね。
トップコートで仕上げる
マニキュアを塗れると、ついカラーのきれいさでそのまま終わりにしてしまいがち。
ですが、しばらくするとハゲやすいのは、トップコートを塗っていないから。
トップコートはツヤを出す効果もありますし、カラーの色素を退化させにくい効果もあります。
きれいな状態で維持しておきたいなら、ぜひトップコートを塗ってみましょう。
もしトップコートを塗る前にはみ出しがあった場合は、はみ出しを取ってからトップコートを塗るのがおすすめ。
トップコートはベースコートやマニキュアに比べて、やや硬い膜を作ります。
そのため、トップコートを塗り終わってからはみ出しの修正をしようとすると、乾きかけのトップコートを引きずってしまったり、きれいに修正できません。
意外と重要な役目を果たしているトップコート、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
自分で手軽にできるマニキュアですが、意外と奥が深いですよね。
面倒な手順も含まれていますが、ちょっとしたことの工夫で、マニキュアもきれいに塗れるんです。
今までと違う塗り方で戸惑うところもあるかもしれませんが、プロのネイリストが実践している塗り方なので、慣れればきれいに塗れること間違いなし!
ぜひお役に立てればうれしいです。
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