5月の時点で初夏を通り越し、気温が30℃程度になることが増えてきたこの時期、いつもよりも熱中症への意識が高まっているのではないでしょうか?
熱中症は心身ともにささいなきっかけで揺らぎやすい、女性に少なくはなく、疲れやストレスを感じているときほど生じる傾向にあります。
暑さを楽しめるカラダとココロに整えるべく、今回は健康と安全を守る熱中症対策を徹底解説!
普段の日常生活、食事でできる熱中症対策をポイントをさっそく押さえてくださいね◎
目次
♦︎要注意の熱中症!そもそもの原因とは?
急激に真夏を感じる暑さに気温が上がることが増えてきたこの時期、気が遠くなるような感覚、止まらない汗、頭痛や倦怠感など熱中症はナゼいつなんどきでも生じてしまうのでしょうか?
その原因はカラダに備わっている体温調整機能がうまく働いていないため。
体温調整機能は自律神経が担っていて、
・血管を収縮し、余分な熱を逃がしてカラダを冷やす“交感神経”
・血管を拡張してエアコンなどの冷えからカラダを守り熱を溜め込む“副交感神経”
というそれぞれの働きがあります。
ですがストレスや強い疲労、睡眠不足や栄養バランスの乱れなどで自律神経がバランスを崩し、体温を調整する機能が活きなくなってしまいます。
すると、厳しい暑さにカラダが対応できずに体内に余分な熱が溜まって熱中症につながってしまうのです。
熱中症の症状は?気をつけたい気候、なりやすいタイプもチェック
暑い日に体調不良や心身のバテを感じても、単純な疲労や睡眠不足と楽観視して熱中症に気付けないケースが少なくはないんです。
熱中症になると自身では心身の状態をコントロールできなくなるほどにカラダとココロのいつもは見られない異常が出ることも。
熱中症から身を守るために知っておきたい、主な症状や気をつけたい気候、かかりやすいタイプを見ていきましょう。
熱中症の症状
暑い日にめまいや止まらない汗、強い不安感、倦怠感、しびれ、だるさ、締め付けられるような頭痛といった不調が出たら、熱中症の可能性が大。
・涼しい場所で休息する
・たっぷりの水をゆっくりと飲む
・2~3日程度屋外でハードな活動をしない
・エアコンの利いた部屋で過ごす
上記のポイントを押さえて、早めに体内から余分な熱を逃がす対処法を取りましょう。
熱中症に気をつけたい気候とは?
熱中症のリスクは、その日その日の気温別の危険度を知っておくことも、自分なりに意識が強くなるきっかけになります。
熱中症のリスクが比較的弱い日でも、乱れた生活習慣やストレス、睡眠不足は体温調整を担う自律神経がバランスを崩して熱中症のリスクが高まるため決して油断しないようにしましょう。
☑熱中症アラートが発令されている28℃~の気候
☑日の光の照り返しが強烈な日
☑風が吹かず弱い
☑日差しの熱感、光の刺激を強力に感じる日
☑高温多湿の日
☑一気に気温が上昇し、前日との気温差が著しい日
♦︎健康と安全を守る熱中症対策!生活、食習慣のポイントは?
自身でカラダとココロのコントロールができなくなるほど、心配な症状が出てしまう熱中症。
健康と安全を守り続けるための基本の熱中症対策、生活や食習慣のポイントを詳しく見ていきましょう。
水分・塩分・糖分の補給
熱中症リスクが高い夏日は、水分・塩分・糖分をバランスよく摂っておくことが大切。
まず水分は体内の循環バランスを整え、暑い日の発汗で消費され脱水や熱中症につながるため喉が渇いていなくてもマメに摂るようにしましょう。
そして塩分は、熱中症で起こりやすい足のつりやめまいや頭痛、倦怠感といったさまざまな不調をケアする、体内のナトリウムを補う栄養素でもあります。
さらに糖分は、暑さでバテがちな心身や脳のエネルギー源になる栄養素。
熱中症リスクが高い日は、水分・塩分・糖分をこまめに補えるよう、目の見える場所・手の届く場所に常備しておくと安心ですよ。
入浴やスポーツ、トレーニングで汗活を
熱中症を予防して心身の健康と安全を守るためには、入浴やスポーツ、トレーニングで汗活をすることが重要。
その理由は、汗をかくカラダの変化が体内の熱を逃がして自律神経が担う体温調整機能を正常化していくため。
また汗を逃がす素材の衣類、接触冷感などのアイテムを身につけることも、汗の排出に役立つことで体温調整機能が安定します。
入浴やスポーツなどで流れる汗は、
・熱中症時の重だるさの原因、老廃物や毒素を流すデトックス
・皮膚のうるおいを守る天然クリームの美容的な役割がある
という美容の面にも恩恵があるため、汗をかける体質を目指すよう心がけてみましょう。
♦︎おわりに
女性は特に、環境やメンタル面、食生活そのものが自律神経、ホルモンバランスに影響して体温調整機能が揺らぎやすくなります。
厳しい暑さでも明るく健康的に過ごすことができるよう、お伝えした熱中症対策をコツコツと積み重ねてくださいね◎