少しずつ秋の涼やかさを感じるようになったこの頃、朝晩は急に気温が下がることもあるので、代表的なあったかインナー・ヒートテックの出番も増えているのではないでしょうか?
UNIQLOをはじめ数多くの衣料品ブランドからリリースされているヒートテック、あったかインナーですが、ヨレや毛玉、静電気のトラブルが絶えないと悩んでいませんか?
今回はこれから出番が増えるヒートテックについて、正しいお手入れで快適な着心地をキープするポイントを詳しくご紹介します!
目次
♦︎ヒートテックのヨレ・毛玉・静電気のよくある原因とは?
皮膚の水分を吸い取って熱に変え、ほっこり温かみのある状態をキープしてくれる、冷冷え性や寒がりの女性、寒暖差が気になる季節にも大活躍のヒートテック。
そんなマストなインナーのヒートテックでも、着用や洗濯のたびにヨレや毛玉、静電気のトラブルが生じていると悩んでいませんか?
ここではヒートテックによくある3大トラブルの原因を解説してみたいと思います。
✔︎ヨレの原因
購入した時よりも、ヒートテックがよれたり伸びたりしてしまうのは、
・洗濯時の他の衣類との摩擦で素材が引っ張られている
・ハンガーにかける、着用時に無理に引っ張っている
・脱水から干すときの引っ張り、摩擦や刺激
などの原因があります。
ヒートテックは秋冬にマストになるプルオーバーやニット系の素材に比べて、素材が薄く伸縮性に優れていることで無理に引っ張ると形状記憶的にヨレや伸びが常態化してしまうのです。
✔︎毛玉の原因
ヒートテックはラウンドやVネックのニットのインナー、ジレやベストと組み合わせた活用も頻繁にあるので、毛玉があると着用したくなくなってしまうものですよね。
ヒートテックに毛玉ができやすいのは、
・洗濯、乾燥機の使用によって繊維に摩擦がかかっている
・洗濯、乾燥機に他の衣類からの摩擦を受けている
などの原因があるからなんです。
またヒートテックの皮膚をほっこり温かな状態にキープする機能は、素材が毛玉のできやすいニットとよく似ていることからニット特有の毛玉やほつれが生じやすいと言えます。
✔︎静電気の原因
秋にかけての衣替えでヒートテックを取り出そうとした、または実際に着用しようとした際に、バチバチとした静電気が起こった経験はありませんか?
ヒートテックに頻繁に静電気が起こってしまうのは、
・保温作用のある素材が静電気の原因、乾燥しやすいため
・静電気防止の根本、水分を吸い取って熱に変えるため
という原因が考えられているんです。
静電気は衣類に湿気・水分が適度にあることで抑えられるのですが、ヒートテックは湿気や水分を吸い取って熱に変える機能があり、素材が乾燥して静電気が起こりやすくなってしまうのです。
♦︎ヒートテックのお手入れ法~上質さと着心地の良さを維持するために~
ヒートテックのヨレや毛玉、静電気などのトラブルがあると、新しく買い替えることにも大きな負担が出てしまいます。
今あるヒートテックをできるだけ長く、上質さやまろやかな着心地を維持するために、正しいお手入れ法をまとめてみました。
✔︎ヒートテック×洗濯機使用の場合
まろやかな温かみをキープできる機能と、お肌を包み込むふんわりとした使用感が魅力のヒートテックですが、素材自体は薄くて繊細なので、洗濯機の使用には注意すべき点がいくつもあります。
ヒートテックを洗濯機でお手入れする場合は、
・ヨレ、毛玉、静電気の原因となる他の衣類と一緒に洗わず単体でお手入れする
・素材の弾力を引き出し、静電気防止になる柔軟剤と洗濯ネットを使用する
・乾燥機は刺激、摩擦が強いので使わないこと
というやり方を押さえておくようにしましょう。
脱水からヒートテックを取り出す際は決して引っ張らず、襟ではなく下側からハンガーを通して涼しく風通しの良い場所で乾燥させることがポイントですよ。
✔︎ヒートテック×手洗いの場合
洗濯機のお手入れも基本的にOKなヒートテックですが、素材の上質さをキープしてまろやかな着心地をキープするためには手洗いが販売ブランドからも推奨されています。
ヒートテックを手洗いする時のお手入れポイントをまとめてみました。
・洗濯ネットに入れて押し洗いをし、こすり洗いもみ洗いを避ける
・脱水機を使わずに押しながら余分な水分を取り除く
・乾いた清潔な大きめのバスタオルにヒートテックを包む
・水気が切れたら下側からハンガーを入れて風通しの良い場所で自然乾燥させる
このお手入れ法を押さえておくことでヨレや毛玉、静電気の影響を受けにくくなり、次のシーズンも快適に愛用できますよ◎
♦︎おわりに
もうすぐ出番が増えるヒートテックインナーは、早いうちに長持ちのお手入れ法を押さえておくと、ストレスなヨレや毛玉、静電気トラブルを未然予防できます。
今持っているヒートテックインナーを長く愛用できるよう、お伝えしたお手入れ法を余すことなくマスターしておいてくださいね◎