あなたがいなくなってから35年が経ちました。
「LOVE」の事ばかり歌っていたあなたの歌は、夏になれば街中で今も流れ続けています。けれど、いくら時代が変わっても愛に苦しむ人はまだまだ沢山です。
拝啓 ボブ・マーリー先生
今日は読者の方々に、あなたが向けたラブレターを、あなたの言葉でご紹介させてください。
…という事で。
「音楽の神様」と言われるボブ・マーリー先生の楽曲の中から、苦しい時に少しだけ楽にしてくれるメッセージをご紹介してゆきます!
よろしくお願いします、ボブ先生。
1.「Don’t worry about a thing ‘Cause every little thing’s gonna be alright.」
(何も心配いらないよ 少しずつ良くなるからさ)
(出典 http://fanblogs.jp/heartmessage/archive/34/0)
ボブ先生が『Three Little Birds』の中で歌ったこのメッセージ。
他の楽曲の中でも歌われている彼の根幹にあるテーマでもあります。
今が一番最悪な時。これから少しずつ良くなっていくんだと思えれば、少しだけ笑えるはず。鬱々とした心配顔よりも、笑顔のところにLOVEは集まるんですね。
…と、そうは言っても思い出し、振り返り、ネガティブになってしまうのが人間というもの。そんな時にはどうすれば良いのでしょう?
ボブ先生…!
2.「In this bright future you can’t forget your past, so dry your tears.」
(これからの明るい未来の中でも、君は過去を忘れることはない。だからもう、涙をふいて)
(出典 http://www.orijinculture.com/community/possessions-rich/?lang=ja)
彼の生み出した最も有名な楽曲の一つ『No Woman,No Cry』の中のメッセージ。
過去は過去。失われる事も書き換えられる事もなく、受け止めていくしかないもの。振り返る事は当然。受け止めて、傷ついて、ひとしきり泣いたら、今度は涙を拭いて笑う番です。
…でもボブ先生。
「涙を拭いて」ってそう簡単に言われても、拭いても拭いても出て来るんです!
そんな時にはどうしたら…
3.「Emancipate yourself from mental slavery, None but ourselves can free our mind.」
(縛られた心を自分で解放するんだ。自分を自由にするのは、自分しかいない)
(出典 http://103tommy.com/rock-quotes-english-bob-marley-02)
『Redemption Song』で歌ったメッセージ。
苦しさの原因は執着。それを作り出しているのは自分自身。
そこから解放されて楽になるためには、自分で自分を自由にしてあげるほかない。
なるほど、深い…。
って、そんな簡単に解放して自由になれるほど、自分悟りを開いちゃいないです、ボブ先生。
4.「When one door is closed, don’t you know other is open?」
(片方の扉が閉じたとしても、もう片方は、きっと開いているんだよ)
(出典 http://japan.digitaldj-network.com/articles/34129.html)
『Coming in from the Cold』の中の一節。
何かが終わってしまっても、同時に何かが始まっている。しくじってしまっても、同時に別のチャンスが来ている。
『Africa Unite』で「もう、言葉は十分。今すぐ、行動に移そう」と歌った先生。
ポジティブに考えるだけでなく、実際に行動し、別の扉を具体的に開けてみること。
そうする事で閉ざされた苦しみから、自分自身を解放してあげる事ができるのでしょうね。
ありがとうございます、ボブ先生。
最後に何か、メッセージをください!
5.「One love, one heart,Let’s get together and feel all right.」
(ひとつの愛。ひとつの心。ひとつになれば、皆いい気分さ)
(出典 https://cloudpix.co/bob-marley-love-the-life-you-live-wallpaper-hd-wallpaper-b-o-b-1483385.html)
先生の楽曲の中で最も有名な『One love』で何度も歌われる、有名な一節。
今でも多くのアーティストに受け継がれる『One love』というメッセージは、
「Love the life you live, Live the life you love」
(生きている人生を愛し、愛すべき人生を生きよ)
この言葉と共に歌詞という枠を超え、レゲエの世界の共通言語ともなっているメッセージです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
36歳でその短い生涯を終えているボブ・マーリー。
音楽で世界で救ったと言われる彼の根幹にはいつも“LOVE”があり、
そんな先生からのラブレターは、今でも時を超えて大切な何かを教えてくれます。
それでは最後にボブ・マーリー先生による素敵なメッセージソングをどうぞ。
優しく愛のあるレゲエで、少しだけ自分を楽にしてあげられるかも?
『No Woman,No Cry』
『One love』