2024年の花粉飛散ニュースをチラホラと見聞きする中、鼻水や目の痛みのアレルギー症状と同じくらいに、お肌へのダメージが不安になっていませんか?
花粉の飛散量が大量なこの時期は、たとえアレルギー体質でなかったとしても、肌荒れや炎症が起こる心配があるんです。
今回は花粉時期の肌荒れを未然に予防する、そもそもの原因や正しいスキンケア、日常の対策を詳しく解説。
花粉による肌荒れが気になる季節も美肌を維持すべく、日常でできる対策をぜひ最後までご覧になってくださいね◎
目次
♦︎花粉時期に肌荒れが起こるのはナゼ?原因とメカニズムを解説
花粉が飛び散る時期になると、決まって肌荒れをしいつものメイクやスキンケアができない・時間がかかると悩む女性が多いよう。
花粉の時期に肌荒れが起こる原因と気になるメカニズムをさっそくチェックしてみましょう。
✔︎花粉時期の肌荒れの原因
花粉の時期の肌荒れの大きな原因はバリア機能。
お肌のバリア機能は、花粉をはじめとする外的な刺激・ダメージからお肌を守る役割を持ち、
☑お肌表面に存在し、汗と皮脂の天然クリームとなる“皮脂膜”
☑角質間に存在し、角質同士をうるおいでつなぎとめる“細胞間脂質(セラミド)”
☑水分を捉えて蒸発を防ぐ“天然保湿因子(NMF)”
という3つの異なる役割を持つ機能から構成されています。
ですがスキンケア不足や加齢によるうるおいの減少、外的な刺激や摩擦でバリア機能が低下すると、3つの機能が持つ美容効果が活きなくなりダメージに弱い肌質に変わってしまうのです。
✔︎花粉でお肌が荒れるメカニズム
花粉が増える季節に決まって肌荒れをしてしまうのは、ヒスタミン物質の影響によるもの。
花粉が皮膚に付着すると、血管を拡げて炎症につなげるヒスタミン作用が強く出てしまいます。
さらに外的な刺激からお肌を守るバリア機能の低下も手伝って、赤みやかゆみの目立つ肌荒れに変わってしまうのです。
♦︎花粉による肌荒れを予防するためには?スキンケアのポイント
ヒスタミンの影響で皮膚が強い攻撃を受けてしまい、赤みやかゆみなどの肌荒れが出やすい花粉飛散量が多いこの時期。
赤みや乾燥によるお肌のざらつきはメイクでもカバーできない・悪化してしまうこともめずらしくはないため、ここでは予防のためのスキンケアやポイントをチェックしておきましょう。
✔︎予防には十分な保湿を
花粉によるお肌ダメージを未然に予防するためには、日頃の保湿を十分にしておくことが重要。
季節の変わり目の寒暖差、気候差はお肌に強いストレスを与えてうるおいが奪われ、バリア機能の低下につながってしまいます。
花粉からお肌を守る、バリア機能を安定させるためにも、
☑セラミド
☑コラーゲン
☑ヒアルロン酸
といった保湿成分が配合されたスキンケアでたっぷりのうるおいを補うスキンケアを心がけてみましょう。
朝のクリーム使用、日中のミスト活用など、常にお肌にうるおいを届けておくことが花粉ダメージから皮膚を守るコツになります。
✔︎しっかり目にベースメイクをする
皮膚に付着するとヒスタミンを生成して肌荒れやかゆみにつなげてしまう花粉。
普段の日焼け止めや化粧下地といったベースメイクは、気持ち厚塗りにしておくと皮膚がコスメの皮膜・油分によって守られるため、花粉の付着予防に役立ちます。
また、通勤時など屋外で過ごす場合は、メガネやサングラス、マスクを使用して花粉が皮膚につかないよう工夫してくださいね。
✔︎緩和・改善には抗炎症成分を
花粉の影響でかゆみや赤み、肌荒れが出てしまったら、いったんいつものスキンケア・メイクをストップして、抗炎症成分の配合されたコスメにシフトしましょう。
バリア機能が揺らぎいつも以上に敏感になっているお肌ですので、刺激や摩擦を与えず、低刺激+抗炎症成分配合の化粧品を使うことがポイント。
比較的丈夫な肌質でも、花粉の飛散が多いとバリア機能の低下でダメージが出やすくなるため、低刺激+抗炎症成分配合のコスメは常備しておくと安心ですよ◎
✔︎花粉時期にお肌を守る生活習慣とは?
痛みや色素沈着にもつながる花粉ダメージは、
☑花粉の付着を防ぐ、サラサラ素材の衣類を身につける
☑玄関前で衣類の花粉を落としてそのまま洗濯
☑発酵食品をたっぷりと摂る
という3つのポイントを押さえておきましょう。
花粉はとても粒子が細かく、パッと見ではわからなくても衣類に付着しやすい性質があるため、サラサラ素材の羽織りものがおすすめ。
また花粉を家の中に持ち込まないためにも、玄関先でお手入れをし、そのまま洗濯することが安心です。
発酵食品には免疫力を担う腸内環境をサポートする善玉菌が豊富なため、日常的に摂って内側からの肌荒れ対策にアプローチしましょう。
♦︎おわりに
花粉の影響が心配でも、大切なお肌を守る対策はいくつもあるんです。
スキンケアと日常でできる生活をダブルで意識しながら、花粉ダメージも気にならない丈夫なお肌を育てていきましょうね♪