寒さが厳しい季節はカラダを温める食べ物を、そして酷暑が続く日は適度にカラダを冷やす食べ物を摂る食生活が健康管理の基本◎
ただ、そうはわかっていても、実際にカラダを温める食べ物と冷やす食べ物の見極め方、具体的な食材がわからないケースもあるのではないでしょうか?
季節ごとのカラダの冷え、ほてりの不調に合わせた食べ物を上手に補うために、今回はカラダを温める食べ物と冷やす食べ物のカンタンな判断方法を詳しくお伝えしてみたいと思います♪
目次
♦︎カラダを温める食べ物・冷やす食べ物の条件とは?
万病のもととも言われるほど、美容や健康、ダイエットによくない影響を与えてしまうカラダの冷え。
特に今期の寒い季節はカラダが冷えやすいことで、
・エネルギーやカロリー消費に役立つ基礎代謝
・さまざまな疾患からカラダや細胞を守る免疫力
の低下が見られ、痩せにくくなったり風邪を引きやすくなるリスクも。
逆に暑さが厳しい季節にカラダを冷やす食べ物を適度に摂らないと、熱中症の症状が出やすくなる心配が高くなります。
厳しい寒さにポカポカの体質をキープ、そして暑さが厳しい季節は最適な体温を維持すべく、カラダを温める・冷やす食べ物の条件と判断方法を一緒にチェックしてみましょう♪
✔︎発酵食品
味噌や納豆、甘酒やチーズといった発酵食品は、カラダを温める酵素が豊富に含まれていることで冷え対策に役立つ食べ物となっています。
また発酵食品は、カラダを温める作用・血流を促す役割を持つ、筋肉育成のタンパク質が豊富。
さらに免疫力をコントロールする腸の働きを助け、善玉菌を増やす役割もあるため、冷えが気になる季節には積極的に補いたい食べ物となっています。
発酵していない食べ物はすべてがカラダを冷やすわけではなく、比較をしてみると発酵食品の方がカラダが冷えない傾向にあることがわかっています。
✔︎土・木からなるもので判断
カボチャ、サツマイモ、ごぼうといった土からなる根菜類は、カラダを温める作用が高いと言われています。
土からなる食べ物がカラダを温めるのは、厳しい寒さの時期でも外気に触れず、土の中で栄養を蓄えながら育っていくという特徴があるため。
また土からなる食べ物は、
・ほとんどがカラダを冷やす性質を持つ水分を含まない
・ほくほくした食感も咀嚼の刺激が血流を促して冷えを緩和
すると言われています。
逆に木からなる食べ物は寒さや暑さの影響を受けて水分を溜め込む性質があり、この水分がカラダを冷やす作用があると考えられています。
✔︎地域で判断
寒い地域・温かい地域で育つという条件も、カラダを温めるのか冷やすのかを見極めるポイントに。
まず寒い地域で育った食べ物は、余計にカラダが冷えるイメージがありますが、実はまったくの逆でカラダを温める作用が強いと言われています。
気温が寒い地域で育った食べ物は、厳しい寒さの中でも栄養を吸収し、成長していく強さが必要になるため、寒さに強い性質があるとのこと。
寒い地域で育つ旬な食べ物には、りんごやサクランボがあり、これらは血管を拡げてめぐりを良くする栄養も豊富なため、水分が多くてもカラダが冷えない食べ物と言えます。
逆に温かい地域で育った食べ物は寒さ・暑さのダメージをたっぷりの水分を溜めてガードしようとするため、カラダが冷えやすくなるのです。
♦︎カラダを温めるor冷やす食べ物は何?具体的な食材まとめ
カラダを温めるor冷やす食べ物を具体的に見ながら、寒さ・暑さ対策の健康的な食生活に役立てていきましょう。
✔︎カラダを温める食べ物の一例
☑大豆製品
☑カボチャ、イモ類
☑にんにく、しょうが
☑ココア
カラダを温める食べ物は、共通して全身の血管を拡げ、めぐりを促す作用があります。
寒さが厳しい季節は、血流UPを意識したカラダを温める食べ物を補うことで、基礎代謝や免疫力の向上、血色感のある美肌づくりにアプローチできるでしょう。
✔︎カラダを冷やす食べ物の一例
☑トマト
☑きゅうり
☑緑茶
☑コーヒー
☑パイナップル
☑マンゴー
カラダを冷やす食べ物は共通して、水分がたっぷりと含まれているという特徴があります。
また暑さによって起こりやすいむくみをケアする、カリウムやミネラルが豊富なことも特徴のひとつです。
カリウムは栄養バランスの乱れの原因となる塩分代謝、体内に必要な水分のみを保持する役割があるため、カラダを冷やす食べ物は暑い季節の適切な摂取であればデメリットにはならないと言えます。
ここ数年、夏は毎年暑さが異常になることもめずらしくはないため、酷暑時の食事は水分の豊富な食べ物を適度に補い、熱中症予防・対策に役立ててくださいね。
♦︎まとめ
カラダの健康を考えた食生活は、季節ごとに出やすい不調のケアに役立つ食べ物を補うことが重要なポイントに。
寒さが厳しい季節、酷暑時と食べ物を上手に変えて、内側からの体温と健康管理に役立ててくださいね◎