疲れて家に帰ってきて、ほっと一息ついたら寝落ちしていた…という経験はありませんか?
むしろ、今絶賛寝落ち期間です!なんてケースもあるのではないでしょうか?
寝落ちは気が付いたら寝ていて、ぐっすり寝たような感じもありますが、お風呂に入ったり化粧を落とせないで寝てしまったり、生活リズムがおかしくなってしまう原因にもなってしまいます。
今回は、寝落ちが身体に与えるデメリットとはどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
寝落ちが身体によくない理由
寝落ちが身体に悪いと言われる理由としては、寝落ちは床でゴロゴロしている間に寝入ってしまったり、机の上で伏せてしまったりと、身体に負荷がかかっていることがほとんど。
布団やベッドで寝るメリットとしては、身体に変な負荷がかかりにくく、身体を休める体制を整えることができること。
つまり、床などで寝落ちをしてしまうと、身体を休める体制になれずに寝てしまうため、起きたときには身体のどこかが痛くなっているケースがほとんど。
寝落ちしてある程度の時間を寝たのに身体が重いのは、身体が休まる状態で寝ていないからなのです。
夕食の時間が遅いと内蔵系に負担をかけやすい
夕食が遅くなることで、身体にかかる負担は大きなものになります。
消化にたくさんのエネルギーを使うため、本来身体が休まる時間に胃の中に食べ物があるため、身体に負担をかけてしまうことに。
できれば、寝る3時間前には食事を終わらせるようにして、寝ている間に胃の中に食べ物がない状態にしておくことが大切です。
寝る3時間前に食事を済ませておかないといけないのはわかるけど、どうしても難しい…というケースもあるかと思います。
その場合は、お吸い物だけをお腹に入れたり、サラダだけにするなど、消化に負担がかかりにくい食べ物を選ぶことがポイント。
寝ている間は消化をしないで胃の中に食べ物を滞留させてしまうので、寝て起きると胃がもたれていたり、朝ご飯が食べられないなんてことも…。
歯磨きや入浴をしないで寝てしまう
歯磨きや入浴をしないで寝てしまうことで、身体が「これから身体を休めるぞ」とスイッチを入れることができなくなってしまいます。
意外ですが、歯磨きや入浴をすることで1日頑張った身体を休めるスイッチを入れることができて、いざ寝るときにスムーズに睡眠に入っていくことができるようになるのです。
寝落ちしてしまうと、身体があまりにも辛くて、「お風呂は明日入ろう」「後で歯磨きすればいいや」など、寝ることを何よりも優先してしまうことが多いでしょう。
もちろん身体が辛いので寝ることが重要ですが、寝るまでのスイッチが入っていないのと、寝落ちしたときに受けた身体の負担を回復するためにエネルギーを使ってしまうのです。
そのため、改めて寝て起きても疲れが取れずに、かえって身体が重くなるパターンに陥ります。
交感神経が優位になりやすい
寝ているときは基本的に副交感神経が優位になって、身体を休めることに集中するのが身体の流れ。
しかし、寝落ちをしてしまうと交感神経が優位になるため、身体が休まらずかえって疲れたな…と感じやすくなるのです。
副交感神経と交感神経の切り替えがうまくいかないと、身体の不調を感じやすくなり、身近なところでは疲れが取れにくかったり、生理不順になったり、食欲が落ちたりなど、いろいろな影響が身体に感じやすくなります。
身体の不調を感じているときは、交感神経が優位になっていることがほとんどなので、しっかりベッドや布団で寝て副交感神経を優位にさせることで、身体の疲れをいやしていきましょう。
化粧を落とさずに朝を迎えやすい
化粧を落とさずに寝ると、1日くらいは問題ないかもしれませんが、寝落ちして朝起きて化粧を落とす、そしてまた化粧をしたままで寝落ちをしてしまって、を繰り返すのは肌に負担をかけてしまいます。
化粧をしているときは肌が呼吸しにくい状態になっているので、化粧をしたままにしていることで、肌が呼吸できず苦しい状態が続くことに…。
老けが加速したと感じるのは、肌の調子が悪いときに周りが老けを感じることが多いので、寝落ちをして朝を迎えやすい状態を作ってしまうと、肌の調子が悪くなってしまうことに…。
寝落ちをする前にしっかり化粧を落として、肌の老けを加速させないようにしたいですね。
まとめ
寝落ちはいろいろな方面から身体に負担をかけてしまうので、疲れが取れないだけでなく、肌を老けさせたり、悪影響が多いのです。
疲れていても寝る準備はしっかりして、身体に負担をかけないように工夫していくことはとても重要なポイントとなります。
つい寝落ちをしてしまう人は、身体に及ぼす悪影響を止めるために、ぜひ家に帰ったら早めに寝る準備をしてしまいましょう。