私たちの身体に欠かせない水分。
暑い季節だけではなく、水分が足りなくなると身体にさまざまな悪影響を起こします。
ところで、一日どのくらい取るべきなのでしょうか?
今回は一日に必要な水分や、摂取するタイミングなどをご紹介していきます。
人間の身体はほとんど水分!
大人の身体は50~60%が水分でできています。
私たち人間は一般的に水さえあれば食料は1カ月なくとも生きられるといわれていますが、水がとれなくなると5日ももちません。
そのくらい水分摂取は大切なことなのです。
人間の身体は、一日で尿や汗から2リットル水分が失われるといわれています。
身体の水分が1%でもなくなるとのどが渇きます。
2%なくなるとめまいや吐き気など脱水症状になってしまうのです。
一日にどのくらい水分を取ればいい?
一日に必要な水分量は2リットル前後。
これは人によって違いますし、同じ人でもその日の運動量や天候によっても変わってきます。
のどが渇くな…と感じたり、尿の色が濃い場合は水分不足のサイン。
積極的に水を飲みましょう。
身体は水だけから水分を得ているわけではなく、食品にも含まれていますから、飲み物から7割、食べ物から3割を目安に水分を取るのがポイントです。
目安がよくわからず水分を取りすぎたらどうしようと思っている人もいるかもしれませんが、取りすぎても尿や汗などで排出されるので、極端に飲みすぎなければほとんど気にしなくて大丈夫です。
水分を取るとメリットがたくさん
水分をしっかりと取ると美容や健康にもうれしい効果がたくさんあります。
水を飲むと血液がサラサラになり、筋肉にも血液を送りやすくなるため運動量が増えて代謝アップが期待できます。
したがって痩せやすい身体を作ることができるのです。
また水分を多く取ると満腹感を得るのが早いため食べすぎることが少なく、ダイエットをしている人にとっては一石二鳥なのです。
他にも便秘の改善なども期待できるので、ダイエットしている人は食べ物は控えても、水分の摂取量を減らすのはNGですよ!
さらに身体の中がうるおうことで、肌にもうるおいが届けられるので、化粧のノリがよくなることも!
水を飲むタイミング
水分は一気に取るのではなく、こまめに摂取することが大切です。
のどの渇きを感じれば自然と飲みますが、これはすでに水分が失われている証拠です。
水分を取るタイミングを習慣化すれば、摂取量が少なくて体調が優れない…といったことを防ぐことができます。
まずは朝起きてすぐ。
寝ている間に汗などで水分が失われているので水を飲みましょう。
食前や入浴の前後も水を摂取するのにいいタイミングです。
運動するときは、普段よりたくさん汗をかきますから、前後に水分を取っておきましょう。
水の温度は?どうやって飲む?
水分を取るときは常温か少し冷たいと感じる程度がいいでしょう。
暑い季節は冷たい飲み物が飲みたくなりますが、キンキンに冷えた飲み物は胃がびっくりしてしまい負担がかかります。
また、ぐびぐびと飲むのではなくゆっくりと飲むのがポイント。
一気飲みも胃に負担がかかるのです。
軟水の方が胃に負担が少ないので寝起きや食前にはおすすめですが、もちろん硬水でもOK。
硬水が好きな人はミネラルも豊富なので、軟水よりもゆっくりと摂取するようにしましょう。
水分はお茶やジュースでもいい?
水だけ飲むのは苦手、味がついていた方がいいという人もいるかもしれません。
しかしお茶やコーヒーなどは利尿作用があり、水分を摂取してもすぐに排出されやすいというデメリットがあるのです。
ジュース類も糖の取りすぎになることもあります。
ジュースや炭酸飲料は多くとも持ち運びができるペットボトル1本(500ml)までにしておきましょう。
またアルコールにも利尿作用があるため水分補給にはなりません。
アルコールの怖いところは、水分を取るどころか、飲んだ量よりも多くの尿が出てしまうため、暑い季節は脱水症状を起こしてしまうことも。
アルコールを飲むときは必ず水を一緒に飲みましょう。
運動をしたときや、暑い季節にたくさん水分を取らないといけないけど、水を飲むのは気がすすまないというときは、経口補水液がおすすめです。
経口補水液は塩分も取ることができ、ミネラルも含まれているので熱中症対策で飲んでいる人もたくさんいます。
スポーツ飲料も水分補給にはぴったりですが、経口補水液と比べると糖分が多いので飲みすぎには注意しましょう。
まとめ
一日に必要な水分の量は、その人によって違いますが、水分不足になるとさまざまなデメリットがあります。
暑い季節はとくに、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をするようにしましょう。
水分をしっかりとると健康や美容にもいいことがたくさんあるので、なんとなく飲んでいた人も、早速今日から量を少し意識して取ってみましょう!
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