無性に甘いもの、辛いもの、しょっぱいものが食べたい…。 そんな経験は多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか?
ある特定の風味や味わい、食感の食べ物を無性に食べたくなるのは、今自分に不足している栄養がわかるサインと考えられているんです。
ここでは無性に食べたいものからどんな栄養が不足しているのか、気になる理由と、心身のバランスを取るためのケアをまとめてお伝えしてみたいと思います!
目次
♦︎無性に食べたいものでわかる不足しがちな栄養素
仕事や家事の合間、退屈を感じた時などには、「無性に〇〇〇が食べたい…!」と気持ちが強くなることがありますよね。
無性に何かが食べたくなる心身の変化は、毎日といっていいほど頻繁に起こることがあります。
ここでは自分に足りない栄養素を理解して食事内容と心身のバランスを取っていくために、無性に食べたいものからわかる栄養やその理由を一緒に見ていきましょう。
✔️無性に甘いものが食べたい時
無性に甘いものが食べたいときは、特に忙しさを感じる仕事や家事、プライベートの時間に感じることがあるのではないでしょうか?
無性に甘いものが食べたいのはエネルギー不足の他にも、タンパク質が慢性的に不足傾向にあるのかも。
この原因は、セロトニンというたんぱく質が原料となる幸せホルモンの分泌が不足し、満腹感や満足感を得られなくなって脳が甘いものを過度に求めるようになるからなのです。
✔️無性にしょっぱいものが食べたい時
無性にしょっぱいものが食べたいのは、特に空腹を感じている際やスポーツ、入浴で汗をかいた時に起こるのではないでしょうか?
心身がしょっぱいものを求めている原因は、マグネシウムやカリウム、カルシウムといったミネラル群が慢性的に不足しているのかも。
海藻やフルーツ類に多く含まれているミネラル類は、塩気を過剰に欲してしまう欲をコントロールする働きがあるため、逆に不足してしまうと無性にしょっぱいものが食べたくなってしまうのです。
✔️無性に辛い物が食べたい時
カレーやエスニックグルメなど、無性に辛いものが食べたいときは心身のストレスがマックスになっている可能性があります。
ストレスとはそもそも、自分がこうしたい・こうなりたい・こうしてほしいという欲求が満たされないと生じるため、辛い物特有の刺激を求めてフラットな心身を取り戻そうと神経が過敏になってしまっているのです。
✔️無性にすっぱいものが食べたい場合
無性にすっぱいものが食べたいのは、カラダの疲れの蓄積。
忙しい毎日を過ごしていると、関節や筋肉、リンパや血管に強い負荷がかかってカラダ全体の疲労が溜まってしまいます。
また少しの疲れであれば忙しさにかまけてケアをしなかったりすることがあるため、疲労がどんどん蓄積してカラダへの負荷がピークに達すると、酸味の強い食べ物の爽快感を思い出して無性に食べたくなってしまうようになるのです。
♦︎無性に食べたいものから見る心身のバランスケア
今無性に食べたいものがあって不足しがちな栄養が認識できても、食べたいものを食べるのはバランスや体型の変化、美容へのよくない影響も心配になってしまいますよね。
ここでは無性に食べたいものから見る、心身のバランスを上手に取っていくためのセルフケアをまとめてみました。
✔️甘いものへの対処法
無性に甘いものが食べたくなった場合は、糖質が代謝されやすいフルーツやドライフルーツを取ると過度な欲求がセーブされやすくなります。
慢性的なタンパク質不足がこの原因になるので、1日50gの推奨量を目安に肉類や魚、大豆製品を意識的に補ってみましょう。
✔️しょっぱいものへの対処法
しょっぱいものを食べたくなったら、カルシウムやカリウムを含む乳製品・フルーツ・野菜を摂ることがおすすめ。
無塩のナッツやほのかな塩気があるチーズやおつまみなどのあらかるとを上手に摂り入れることも、塩分過多の影響を少なくしていくことができますよ。
✔️辛い物への対処法
辛い物はストレスが原因で欲が強く出てしまうため、まずはリラックスしたりイヤなことを忘れられる趣味をたくさん持ってリフレッシュしましょう。
辛い物は酸味・塩気・甘みのある食べ物でカバーしやすいため、食べ過ぎに注意しながら他の食べ物を代用してみることがおすすめです。
✔️酸っぱいものへの対処法
酸っぱいものへの過度な欲はカラダの疲れが根本的な原因のため、ゆっくりお風呂に使ったり、ぐっすり眠れる環境に整えてしっかりと休むことを意識してみましょう。
♦︎おわりに
「無性に〇〇〇なものが食べたい」そんな欲求は、心身のバランスが崩れやすくなっているSOSサイン。
食べたいものから見る不足しがちな栄養の把握とバランスを取るためのケアを並行しながら、感情に左右されない理想の食生活を取り戻してくださいね。