最近、ときめいたり、ため息をついたり…そんな経験、ありましたか?
実際に恋人と過ごす時間や、出逢いを求めにいくのも大切ですが、時には自分の中で恋愛力を高めてみるのもいいのでは。
行動したいけど、インスピレーションが足りない…そんなあなたに贈る、恋愛小説を紹介します!
実力派監督による映像化も話題に。「ナラタージュ」
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島本理生の恋愛小説「ナラタージュ」は2017年に、「世界の中心で、愛をさけぶ」や加藤シゲアキの「ピンクとグレー」を映画化した監督、行定勲監督によって映画化した作品。
結婚を決めた主人公が、昔の恋人のことを回想するところから物語は始まります。
決して結ばれることのない2人の、逃げ道を探すような恋模様が生々しくも繊細で、心迫るものがあります。
作者である島本理生は女性でありながらも、男性目線での描写にも長けた天才若手作家。
春のあたたかさを窓ごしに感じながら読みふけりたい、しっとりとしながらも激情を感じさせる小説です。
こうして出逢ったのも、何かのご縁。「夜は短し歩けよ乙女」
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さえない男子高校生と、無邪気な後輩。一件ありがちな組み合わせですが、周囲の人々も巻き込みつつ正に「青春の一ページ」を切り取ったかのような瑞々しさを感じさせる森見登美彦による長編小説。
これまでにアニメ映画化、舞台化など多くのメディアミックスも展開されています。
センター試験や国語の教科書でみた!なんて人もいるのではないでしょうか。
時にファンタジーとも言えるような奇抜なエピソードを交えつつ進む、春の夜長に読みたい小説ですね。
S(すこし)F(ふしぎな)物語、異星人との恋。「グリーン・レクイエム」
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「グリーン・レクイエム」は1980年に新井素子により執筆されたSF小説。
SFっていうと壮大…というイメージがあるかもしれませんが、この作品は研究者である主人公と、その主人公の前に現れた「緑の髪の少女」を巡る恋愛小説としての側面が強く、文体も優しいので女性にも親しみやすい作品です。
時には、古本屋の隅にあるような、少し昔の小説を手にとってみませんか?
私と夫と、夫の恋人と…奇妙な三角関係を描く。「きらきらひかる」
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江國香織の代表作ともいえる恋愛小説。
アルコール依存気味で情緒不安定、家事もほとんどできない妻と、親のすすめでお見合いし結婚した医師の夫。
けれど、夫は実は同性愛者であり、大学生の男の恋人がいた…。
そんな3人を取り巻く、奇妙な恋愛模様。
夫の恋人と、妻の間に生まれる不思議な友情や、江國香織の柔らかい文章により描かれる関係性が親しみやすい作品です。
読めばあなたも、いろんな人と出逢ってみたくなるはず。
ときめき補給をして、恋する春を迎えましょう♡
時に切なくて、時に甘酸っぱくて、時に不思議…そんな物語、参考になりましたか?
小説を読む中で感じたときめきを補給して、現実での恋愛に応用しちゃいましょう!