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デカフェ・カフェインレス・ノンカフェイン…違いは何?

公開日:17.01.20

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コーヒーと眠気覚ましの関係

小さい頃に両親が飲んでいるコーヒーの香りをかいだだけで、「夜眠れなくなるわよ」と取り上げられた大人だけに許されたフレーバー。

今や、そうした子供でも周知の事実といえるほど、コーヒーと眠気覚ましは切っても切れない関係といえますよね。

それもコーヒーに多く含まれるカフェイン覚醒作用を促す成分が多く含まれていることから、仕事の前や運転前などに目をしゃきっと覚まさせたい方が飲まれることが近年増えたことが関係しています。ただ、カフェインには利尿作用もありますから、運転前に飲みすぎて渋滞などにはまってしまうと思わぬ罠にはまってしまうことも…。

また、カフェインには偏頭痛を緩和する効果や、脂肪の分解を促進させる酵素を活性化させる役割も。

運動前にブラックコーヒーを飲む事で脂肪の燃焼が促進されるというのも、このカフェインの効果が関係しているのでしょう。

そんな言い事尽くめのカフェインと思いきや…

 

一日の摂取量が過剰な量となってしまったり、妊娠中に摂取をしたりすることはあまりオススメできません。

 

妊娠中の場合は、代謝機能が未熟な胎児の体にカフェインが残ってしまい、正常な発育に影響を及ぼすためです。

けれども、コーヒーや紅茶の心が落ち着く香り…飲む事によって得られる適度なリラックス感というのはカフェインをあまり摂取したくない時でも、欲しくなってしまうもの。

そんな時に、カフェインによる体の影響を心配することなく楽しむことが出来るのが…

 

●デカフェ

●カフェインレス

●ノンカフェイン

 

三種の神器のように呼ばれる飲み物です。

けれども…

「カフェインが入っているのか、入っていないのか?」

「呼び名が違うのは理由があるの?」

など、その違いというのも改めて考えると非常に曖昧ですよね。

カフェインが0ってこと?と勘違いして飲んでみたら本当はカフェインが少ないだけだったなんてことになったら、大変な場合もあるでしょう。

その違いを説明させていただきますと…

デカフェとは?

本来はカフェインを含んでいる飲み物からカフェインを取り除いたり、通常ならばカフェインが添加されるものの添加を避けることで、カフェインを含まなくなったものを指します。

カフェインが含まれてはいないので覚醒作用などを期待することは難しいでしょう。

また、カフェインが含まれてなくて美味しいのであれば、健康にも良いですし、率先してこちらを選ぶでしょう。ただ、やはりデカフェが誕生してからしばらくの間は味に難ありといえたよう…。

しかし、それも改良に改良を重ねてかなり改善されているようです。

 

https://www.instagram.com/p/BPWafoejjWv/

 

以前からデカフェのドリップコーヒーを提供していたスターバックスコーヒーでは、2017年の1月からスターバックスラテもデカフェシリーズを始めました。ミルクが含まれた柔らかな味わいでデカフェのラテが楽しめるようになったのは、ニーズの拡大にも繋がりそうですね。

 

カフェインレスとは?

カフェインをレス(もっと少なく)…言葉の通り、カフェインが少しだけ含まれたものを指す言葉です。では、デカフェとどう違うのかと言いますと…

デカフェ⇒カフェインが含まれたものから限りなくカフェインを取り除いたもの。

カフェインレス⇒元々のカフェインの含有量が少ないもの。

…という認識になります。

いわば、デカフェは人工的に手が加えられたものということ。カフェインレスはそもそもカフェインの含有量を少ないままに作られたものなのです。

ノンカフェインとは?

…もうお分かりですよね。

名前の通り、カフェインがノン(無、否の意味)…元々カフェインが含まれていないものを指すときにつけられる名称です。

たんぽぽ茶ルイボス茶、ごぼう茶などがその代表とも言えるでしょう。妊婦さんにも人気の飲み物として重宝されているため、全国的に展開されているドラッグストアやお茶屋さんでも気軽に購入する事が出来ます。

 

デカフェでカフェインを取り除いた飲料でもカフェインは少しばかり残ります。

 

完全にカフェインなしの飲み物を楽しみたい場合には、ノンカフェインを選択するほうが無難といえるでしょう。

終わりに

 

カフェインも飲むほうがしっかり節制できたなら、悪者などには決してなりません。

過剰摂取はよくはありませんが、適度にとることでやる気を起こさせることもできますし、脂肪の分解を促進する作用はダイエットにも効果的といえます。

体を活かす効果もあれば、蝕む効果もある…。

何事も、バランスが大事といえることをきちんと知っておきたいものです。