『眠い眠い眠すぎる…』
仕事中、授業中、運転中など、寝てはいけないときに限ってやってくる悪魔。
そう…睡魔です。
あの一瞬意識が飛ぶ感覚は、誰しも一度は経験済みでしょう。
どうすればこの眠気が消えるのか…。
ほっぺたを抓ってみても、唇を噛み締めてみても…
こんな感じで強行突破しようとしてみても…
無理なものは無理なんです。
それでも寝れない。寝てはいけない。
ならばどうするか…?
私達に残された最終手段…そう。
エナジードリンク。
コンビニで手軽に購入できて、なおかつ美味しい。
今や受験生やビジネスマンには欠かせない存在と言っても過言ではないでしょう。
そんなエナジードリンク。
実は目を塞ぎたくなる様な落とし穴があったのです…。
今回は、エナジードリンクに隠された落とし穴を明らかにしていきましょう。
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①薬と一緒に飲まないで!
栄養ドリンクと風邪薬を同時に飲んでいる方、よく見かけますよね?
実はこの飲み方、飲み合わせ次第で副作用を引き起こしたり、薬の効果を消してしまう、危険な飲み方でもあるんです。
相乗効果を狙う気持ちはよく分かります。しかし…。
栄養ドリンクやエナジードリンクには少量のアルコールや、カフェインが含まれている事が多いのです。
それらと薬を一緒に飲んでしまうと、頭痛が起きたり…最悪障害が起こってしまうケースも。
②効果が切れた後のだるさがヤバい…。
ほとんどのドリンク剤に含まれる「無水カフェイン」。
これは総合感冒薬に入っている成分と同じもので、鎮痛作用や、眠気解消が期待できるもの。
しかしこれは一時的なもので、症状自体を根本的に治すものではないのです。
風邪薬を服用した際、しばらくは快適に過ごせていても、効果が切れてくるとたちまち鼻水の滝や頭痛の嵐に襲われる症状と同じですね。
カフェインを服用した際、一時的に頭痛などが解消されるのは、脳血管への収縮作用が起こるため。
カフェインが切れてその収縮作用が解消されてしまえば、たちまち脳血管は拡張し、かえって酷い頭痛を起こしてしまうケースが多いのです。
③カフェイン中毒に気をつけろ!
皆さん一度は聞いたこと事があるかと思いますが、カフェインは時に「中毒」という牙を剝いてくるのです…。
以前から何度かニュースでも、日常的にエナジードリンクを飲用し続けた男性の死亡事故が報道された事がありましたよね。
明日はわが身…と恐怖を感じた方もいらしたのではないでしょうか?
通常1杯のコーヒーに含まれるカフェインは、60ミリグラムで、エナジードリンクは1本80ミリグラム。
眠気覚ましに重きを置くドリンク剤には大抵1本120ミリグラムのカフェインが含まれています。
重篤な副作用が出る5グラムを摂取するには、1日あたりコーヒー80杯、エナジードリンクは60本、眠気覚ましのドリンク剤は40本飲まなくてはならない計算になります。
数にすれば「何だ、そんなに飲めるわけないじゃん」って感じるかも知れません。
けれど、短時間に多くのカフェインを取り込んでしまうと、中毒症状を引き起こす可能性が高くなってしまうのです。
1時間のうちにコーヒー3杯。
また、300ml程度のエナジードリンクでは1時間に4本程度。
落ち着きがなくなったり、不安になったり…お腹を壊したり、吐き気をもよおしたり。
様々な中毒症状があらわれます。重い症状になると、パニックや痙攣をおこすしドラッグ中毒に似た状態に。
さらに短時間の間に、エナジードリンクを約20本飲んでしまうと、致死量に至るのだとか。
20本でも飲めないだろ…って思う方が多いでしょうけれど、カフェインを含んだ薬を一緒に飲んでいる場合は、注意が必要なのです。
とはいえ、短時間に飲みすぎると危険というだけで、適量を守れば問題ありません。
あくまでエナジードリンクは非常用として考えるのが、健康を守るための秘訣なんですね。
上手に取り入れて、作業効率をアップしていきましょう^^
ここまで語りましたが、一番はよく眠ること。
健康的に頭を働かせるには、十分な睡眠を取る事が必要不可欠です。