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睡眠中の寝汗が悩み?原因や影響、快適に眠るためのセルフケアまとめ

公開日:24.04.16

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特に暑い季節でもないのに、睡眠時や目覚めた時に大量の汗をかき、べたべたのストレスを感じたり、ニオイにショックを受けた経験はありませんか?

眠っているときは誰でもコップ1杯程度の汗をかくと言われていますが、あまりにも大量の汗は、心身の不調が出ているサインかも?

今回は睡眠中の寝汗について、意外に知られていなかった原因や影響、心地よく快適に眠るためのセルフケアをお伝えしてみたいと思います。

 

 

 

 

♦︎睡眠中に大量の寝汗をかくのはナゼ?よくある原因と影響!

眠っている時や目覚めた時に大量の汗をかいているのに気付くと、心身ともにストレスを感じたり、何か大きな病気にかかっているのではないかと心配ですよね。

睡眠中にいつも以上に汗をかいてしまう、女性ならではの原因や影響を詳しく見ていきましょう。

 

💤女性ホルモンの乱高下によるもの

睡眠中にいつもよりも大量の寝汗をかいてしまうのは、生理前やプチ更年期などの影響で女性ホルモンのバランスが一気に崩れ、分泌も低下することが原因。

生理前やプチ更年期の差し掛かりは、体内に余分な水分を溜め込む作用のあるプロゲステロンが優位に立ち、さらには体温が0.3~0.5℃程度上がることで寝汗につながると言われているのです。

 

💤口呼吸によるもの

睡眠時の正しい呼吸は、鼻で吸い口から吐き出す流れがたっぷりの酸素を体内に入れ込み、循環を整える作用があります。

ですが口で吸う・吐くという口呼吸が睡眠時に常態化していると、たっぷりの酸素を体内に取り込めないことでカラダや神経が息苦しさを感じてしまいます。

するとぐっすり眠れず苦しさから逃れようと寝返りが頻繁になるため、結果的に体温が過度に上がって大量の寝汗につながってしまうのです。

 

💤自律神経の乱れによるもの

自律神経は、

・体内の熱を追い出す交感神経

・体内に熱を保持する副交感神経

という体温調整の役割を担っています。

ですがストレスや不規則な生活習慣が常態化していると、自律神経が乱れて体温調整が利かなくなり、体温の上昇から大量の寝汗につながりやすくなるのです。

 

💤睡眠時の寝汗が大量になると…その悪影響とは

入浴やスポーツで流れる汗は、健康体による自然・生理的な現象のため、

・お肌にうるおいを与える天然のクリームの役割を担う

・汗特有のべたべた感、不快なニオイがほぼしない

という特徴があるんです。

逆に睡眠時にかく大量の寝汗は、ストレスやホルモンバランスが原因となっていることで、

・酸化しやすく体臭の原因になる

・毛穴詰まりを起こし肌荒れや抜け毛、薄毛につながる

・皮膚のテカリ、べたつきが常態化する

といういくつもの悪影響が。

そして大量に汗をかくと、汗の分泌と同時に体温も一気に下がってしまうため、免疫力や基礎代謝が低下し、

・風邪を引きやすくなる

・太りやすく痩せにくい体質に変わる

といった心配な影響も否定できないんですよ。

 

 

♦︎睡眠中の不快な寝汗をリセット!セルフでできる対策まとめ

睡眠の質が悪くなることはもちろん、見た目やエチケットの面でのコンプレックス・悩みにもつながりやすい大量の寝汗。

今日からの睡眠で異常な寝汗をかかないためにも、セルフで始めておきたい対策をまとめてみました。

 

💤睡眠環境を整えておく

自然・生理現象とは違った大量の寝汗は、睡眠環境にも問題がある可能性が…。

質の良い睡眠で大量の寝汗につながらない環境は、

☑室温の場合:冬が17℃、夏が25℃程度

☑湿度の場合:シーズン通して50%程度

☑照明の場合:オレンジ色の光のほの暗い照明

☑音楽の場合:リラクゼーション作用のあるオルゴール、ヒーリング系

☑寝具の場合:肌触り、香りがよく清潔で締め付けがない

といった条件をトータルで整えておくことがポイントに。

睡眠環境が整っていると自然に寝汗の原因となるストレスもリセットでき、スッと寝つけて熟睡感が得られるため、大量の不自然な汗をかく心配が少なくなるでしょう。

 

💤寝汗対策に効果的なグッズを活用する

毎晩繰り返し大量の汗をかくことに気付いたら、寝汗対策におすすめのグッズを活用してみましょう。

☑熱がこもりやすい首、顔まわりのひんやりをサポートする接触冷感枕

☑空気清浄器をサーキュレータなどの微小にかけて室内の循環を整える

☑汗を吸収し逃がす専用のパットを常備

という便利グッズを使ってみることで寝汗の不快感、べたべた感から開放され、睡眠の質アップに役立ちますよ。

 

💤ストレッチ

眠る前にストレッチをしておくことで筋肉のこわばりをほぐし、スムーズな入眠と熟睡にアプローチできます。

緊張をほどき、頭の中を空っぽにする意識が自律神経・ホルモンバランスの乱れを防ぐため、眠るまでに全身をリラックスさせるよう心がけてみましょう。

 

 

♦︎おわりに

これからの季節は気温が急激に上がり大量の寝汗をかく日が増えると言えます。

本格的な暑い季節が始まる前からの寝汗準備を整えて、サラサラ快適な睡眠サイクルを取り戻してくださいね◎