✔️バルクアップ（体重増加）を防げるため

筋トレでムキムキになりたい、筋肥大を目指したいという目的を持つ女性はほとんどいないと言ってよいのでないでしょうか？

筋トレは筋肉を育ててカラダを大きく見せる目的がありますが、ストレッチをしないことで硬くなった筋肉が肥大し、バルクアップ（体重増加）のリスクが高くなることがあるのです。

筋トレ後のストレッチは、ハードな動きで固まって肥大した筋肉をほぐし、血流を促しながら燃焼やデトックスにもアプローチします。

そのため筋トレでウエイトを落としたい、ダイエット目的の女性には特に後のストレッチが必要と言えるんですよ。

✔️自律神経のバランスを整えるため

心身のコンディションをコントロールするというイメージが一般的な自律神経ですが、実は筋トレとも深いかかわりがあるんです。

筋トレによってハードな動きや呼吸が繰り返されると、脳や神経、筋肉が興奮・緊張状態になります。

交感神経ばかりが優位に立つと血圧が上がったり休息したくても心身が興奮・緊張状態で休まらなくなるという影響が…。

筋トレ後にストレッチを行うことは、昂った脳や神経、筋肉の興奮と緊張を和らげ心身をリラックスさせる副交感神経を優位に立たせることができます。

筋トレ中は交感神経、筋トレ後のストレッチでは副交感神経が活きるため、それぞれの自律神経が作用しバランスを整えることができるんですよ。

✔️関節の柔軟性を高めるため

筋トレ中は、自律神経の交感神経が優位に立つことで神経や脳、筋肉の緊張・こわばりばかりではなく、関節も硬い状態に変わってしまいます。

関節が硬いと、本来のしなやかな動きが妨げられて血流が悪くなったり、次の筋トレや日常生活の上でのささいな動きでもケガや転倒の原因になってしまうことが…。

筋トレ後に行うストレッチは、硬くこわばった筋肉や関節をなめらかに動かし、本来の柔軟性を取り戻すことでしなやかさを取り戻す目的があるのです。

✔️筋トレによる疲れをリセットするため

筋トレはカラダ全体に張り巡らされている細かで重量のある筋肉に負荷をかけるトレーニングのため、腹筋・背筋・スクワットなど内容にかかわらずに疲れを感じやすくなります。

筋トレ中に感じた疲れをそのままにしてしまうと、興奮状態から抜け出せず睡眠の質が下がったり、カラダの動きが鈍くなってストレスに感じることも…。

筋トレ後にストレッチを行うことは、重量のある筋肉を動かしたことによって生じた鈍い疲労をリセットする目的があります。

筋トレ後のストレッチによって筋肉のこわばりがほぐれると全身のめぐりが良くなり、疲労物質が流されやすくなって本来の軽やかさが戻るようになるのです。

✔️筋トレ後のストレッチ「静的ストレッチ」とは？

ハードに動いた筋トレ後に行うストレッチは、

・反動をつけず、全体や部分をゆっくりと動かす

・動かしてから一定時間止めてそのままの状態をキープする

という流れが特徴の「静的ストレッチ」を行います。

緊張状態だった筋肉をゆっくり伸ばし、動かしたり止めることで心身がほぐれ、全身の疲労回復・リラクゼーションにアプローチできます。

✔️筋トレ後の静的ストレッチのやり方

1.  立ち姿勢で両腕を上に向かって大きく伸ばす

2. この時に背伸びをするように両かかとを上げる

3. そこから下に向かって両腕、状態を下ろし床にタッチする

4. ここまでの流れを10回繰り返す