COLUMN

一年の計は元旦になし…!?今からでも間に合う新年の福招き!!

公開日:20.01.01

更新日:20.11.20

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毎年新年を迎えると、ふと思い出されるのがこのことわざ。

「一年の計は元旦にあり」

端的に言うと、一年の計画は元旦に立てたほうがいいよ、という教え。

つまるところ“新年の福招き”の一環がこちらです。

果たして皆様はいかがでしょう?

計画…立てました…?

正直、立ててませんと言う方もいらっしゃれば、なんとなーくという方もいらっしゃるかもしれません。

こうしたお話をさせて頂きますと、

「先生、もう間に合わないでしょうか…?」

と不安の声が上がってくるのがつきものなのですが、

もし皆さんが同じようなお気持ちを抱かれたのなら、必見です。

なぜなら、

“まだまだ十分間に合う!”

からなんですね。

つまり、今からでも福招きは大丈夫!いけるよ!

ということ。

理由は一つ。

実は「一年の計は元旦にない」のです。

まずは多くの方が陥りやすい“落とし穴”からみてゆきましょう。

新年早々落とし穴にズボン!を避けるために

こちらをお読みの皆さんは今おいくつでしょう?

私はと言うと数え年で●●歳なのですが、ゆうに万日を超えます。

つまり年ではなく日数で言うと、生まれてから何万日目、というわけです。

時間に換算するとウン十万時間以上ですね。

そもそも年齢とは出生からの経過時間を年単位で表したもの。

これに基づき日本では6歳から義務教育が始まります。

でもよくよく考えてみるとなかなかすごいことですよね。

6歳になってから間もない子もいれば、そうでない子も全く同じ学年に入れられるわけです。

もう個人の成長なんかおかまいなし。

ご相談でも、

「うちの子は早生まれで他の子とどうしても差がついてしまって…」

そんな親御さんの苦しい胸の内を聞くことがあります。

※こんなざっくりしたくくりで子供たちを一緒くたにする学校教育は悪いぞ!というお話ではもちろんありません。

ただ早生まれだろうとそうでなかろうと、皆の成長速度は千差万別。

早生まれだから小さいとか、遅生まれだから大きいとか、一様には当てはまりません。

皆には皆の時間が本来あり、

それは一般論で片付けられないものなのですね。

ちょっと小難しい話になりましたが、

あなたはあなたの時間を生きている!

ということをここではまず押さえておいて下さい。

つまり●歳だからこうでなければいけないとか、そんな常識にとらわれる必要は本来ないんです。

※もちろん法律は守らなければいけませんよ

まず第一にあなたの時間というものがあります。

これを舞台に例えましょう。

そうすると季節は舞台背景といったところでしょうか。

桜が咲いたり、雨が降ったり。

太陽が注ぐ暑い季節もあれば、彩り鮮やかな秋に、雪化粧が美しい冬もあります。

でも。

舞台背景が変わるだけで、別にあなたの時間にはなーんの変化もありません。

もう一度言います。

“あなたの時間にはなーんの変化もない”のです。

確かに季節によって世の中は動きます。

世の中に私達は居ますから、当然春には春らしい出来事もありますし、夏には夏らしい出来事もあります。

年の瀬の慌ただしさもあれば、新年の厳かな雰囲気もありましょう。

社会の流れというものもありますから、そうした荒波に否応なく揉まれることだってあります。

けれども。

本質的にはですね、

“あなたの時間にはなーんの変化もない”のです。

大事なことなので三度言いました。

これを誤ると、実は落とし穴にズボン!といきやすいです。

どういうことかと言うと、もうズバリ言いますが

新年だからって別に何も変わらな

です。

一年の計は元旦にない」と申し上げたのはそういうことですね。

ここで気合根性入れて、年が変わるからと自分の時間に無理やり変化をつけてしまうと結構な確率で痛い思いをします。

なぜなら、

自分が生きている自分だけの時間を全く配慮していないからなんですね。

自分だけの時間を生きるということ

新年に気合を入れて心機一転!

を否定しているわけではありません。

むしろ世の中の区切りはいい意味で活かしてこそですから、中々踏ん切りのつかなかった何かに向けて、新年だからという理由で奮起するのはとても良いことです。

でもちょっと立ち止まってみて下さい。

あなたにとって、それは本当にベストなタイミングでしょうか?

これを常に考えてみて欲しいのです。

あなたにはあなたの時間があります。

それはつまり、

・あなたにはあなたの成長速度がある

ということでもあります。

人が3年かかるところを、あなたは1年でやってのけてしまうかもしれません。

その逆もあるかもしれませんし、それはやってみないと分かりません。

人生とは今までやってきた物事の総合値ですから、何がどこで活かされるかは分からない。

けれどもです。

ただ一つの事象を取り上げて、

「出来てる」「出来てない」

を誰かと比較し、自分の価値にものさしを当てる必要はないんです。

なぜなら常に本当の競争相手は自分の中にしかないのですから。

もちろん、競争相手である自分に挫けそうになることもあります。

年の瀬に答え合わせをして、見切りをつけたくなることもあります。

それは年の瀬に限らず季節の区切りに進退を考えることだってあるでしょう。

でもそれ。

本当に自分の人生と相談してるのでしょうか?

季節や年という単位と相談していませんか?

これを考えるようにしてみてください。

あなたにとっての区切りは、本当に今なのでしょうか?

そもそも壮大な計画を携えて私達は生まれました

あともう少しで恋が叶いそうな人がいます。

あともう少しでお悩みから解決しそうな人がいます。

でもそれは、世の中が定めた区切りで論じられるものでは決してありません。

叶うまでの速度も、解決するまでに要する時間も。

皆それぞれ違うんです。

もちろん年単位で計画を立ててみて、それに向かって努力することで実現は早まるかも知れない。

そういう前向きな一年の計ならば大いにありです。

ぜひぜひ計画してみて下さい。

でもそれを諦める理由にするのは、ちょっと勿体ない気がします。

もっと自分を愛してあげてもいいんじゃないかなとさえ思います。

あなたがやってきた一年は、そんなに軽んじられるものでは決して無いはずです。

あなたが生きてきたこれまでの時間は、そんなに平坦なものではなかったはずです。

紆余曲折もあれば山あり谷あり。

それでもこうして“生き抜くこと”が出来ました。

それは世の中の区切りに自らの人生を当てはめた結果ではなく、

あなたがあなたの時間を懸命に生きた結果なんですね。

思うような成果のでないことばかりです。

でも成果がなかったからといって、それが無駄になるなんてこともありません。

無駄にするかどうかは、全部自分にかかっているのですから。

無駄という言葉で、頑張ってきた自分を否定せずに居てあげて下さい。

頑張ったという経過をまずはちゃんと肯定してあげてみて下さい。

それがもしかすると、もう少しで壊れそうな壁を打ち破る勇気になるかもしれない。

かくして2020年はやってきました。

去来する思いは様々でしょう。

一年の計なんてやったって意味がないと、そんな無力感があって、それで投げやり気味になっていらっしゃるということもあるかもしれません。

そんな時は無理に計画なんて立てなくても良いんです。

そもそも私達は生まれた時に大層壮大な計画を携えて生まれています。

ウン千、ウン万という膨大な時間をかけて私達はこの計画を日夜実は履行しているんですね。

ではその計画とは何か?

《幸せになるための人生計画》

と私は勝手に呼んでいます。

さあ何だか大げさな話になってきました!

が、もう少しだけお付き合いください。

実はそれほど大げさな話でもないのです。

福はもう、あなたの傍にある

あなたは幸せになるために生まれてきました。

それは一年という単位ではない、人生というスパンで目指すべき壮大な計画です。

この方法論として願い事を叶えるだとか、

問題を解決させるという事象があるのであって、それが人生の全てではありません。

その先に待つ幸せの為の、それは手段に過ぎないのですから。

ですから、手段を目的にしないよう、どうか本当に大切な事を見失わないように居て欲しいなと思います。

言うなればあなたの「」は生まれた時に始まっています。

今日はちょうどその計画が始まってからウン千、あるいはウン万日目。

これをそれだけの時間、叶えられずに居るとみるのか。

それだけの時間、自分は頑張ることができてるじゃないかとみるのか。

人生はその意識だけで全く景色を変えるから不思議です。

もっと言えば、頑張ることが出来たのは本当に己の力だけだったでしょうか?

きっとそんな事はないはずです。

私達は一人では生きて行けません。

もうこれは本当にそうで、

例えば働いてお金を稼いでいたとしても、お金が稼げるのは働き口に世の中の需要があるからです。

つまりそれを求める誰かが、対価としてお金を払いたいと思ってくれていればこそですよね。

そのお金で食物を買うわけですが、その食物も誰かが育てたものです。

流通させてくれた誰かがいて、私達はようやくお金で買うことが出来ます。

その食物でさえ天候に左右されますから、言わば天地の恵みがあって、私達は食物の恵みにありつける。

雨が降ってうっとおしいなあー!

なんて思ってしまいますけれども、本当は「ありがとう」なんですよね。

こうしてみると、大層多くの「」にそもそも恵まれていることに気付きます。

ぜひそうした感謝を改めて強く持ってみて下さい。

恵まれているを知ること。

その恵みの福を知ること。

その甲斐あって、今を生きることが出来ているということ。

ここに意識が向くと、これが不思議なもので具体的に福が人生に招かれている実感がついてきます。

あれ?

案外今年は「」回り多い気がするぞ…?

なんて瞬間も、きっと必ずやってきますから。

その頃にはもっとあなたは、あなたの人生を愛せるようになっているはず。

そうすると生きている一分一秒が、本当の意味で自分のものになります。

誰かが作った区切りではない。

世の中が作った区切りではない。

あなただけの時間を、どうか大切に。

せっかくの年始まり。

少しでもあなたの今までを、これまでの人生を愛するきっかけとなればと思いこのようなお話をさせて頂きました。

それではお目通し、心よりありがとうございました。

 

執筆:スピリチュアルカウンセラー笠
十年以上の鑑定実績とご相談者様からの声を取り入れることで完成させた、独自の「アーカーシャカード」を使用した占術を得意としながら、西洋東洋を問わない、幅広く多面的なアプローチからの総合的な鑑定を目指している。
活動範囲は、テレビ・ラジオ・イベント出演、執筆活動、占いサイトの監修など、多くのメディアを通じて、恋愛・結婚・仕事・人間関係の悩みから、人に言えない相談、スピリチュアルな相談などの様々な相談に応じている。

徳間書店より書籍「アーカーシャカード」が好評発売中

 

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