ご飯が美味しい季節です
…それは1年中。
生きていくために欠かせない【食】に関する、細かな違い。
改めて聞かれると「ハテ…?」なんてこと、数々ありますよね。
身近な食材の違いを集めてみました!
餡子(あんこ)
つぶあん
小豆を茹で、小豆の皮をできるだけ破かないように砂糖を混ぜ込んで煮、練って仕上げる。
小倉餡、と呼ばれることも。
こしあん
小豆を茹で、漉(こ)して皮を除去したものに砂糖を混ぜ込んで煮、練って仕上げる。
皮がなくなった分、口当たりがよい。
ワイン
赤は赤いブドウ、白は白いブドウ…じゃないんです!
赤ワイン
「黒ブドウ」を用いて、皮と種とを一緒に絞って一緒に漬け込んで作られる。
赤色は「皮の色素」由来です。
白ワイン
ブドウの皮や種を取り除いてから、果実のみを絞って漬け込まれる。
皮の色が混じらないため、美しい色で仕上げられるのです。
味噌
赤味噌
加熱された状態で、糖とアミノ酸が反応※して、赤褐色に色づいた味噌。
仙台味噌、東海地方の豆味噌、麦味噌など。
※糖とアミノ酸の働きは「メイラード反応」と呼ばれ、加熱した肉が色づくのも当反応による。
白味噌
メイラード反応を進めず、黄白色に仕上げられる。
米麹を多く使うため、西京味噌や麹味噌など。
からし・マスタード
和辛子
オリエンタルマスタードを用い、強い辛味が特徴。
和食や中華等で使用される。
マスタード
ホワイトマスタードで、辛味はさほど強くなく、味や香りもマイルド。
粒入りマスタードは、ホワイトマスタードに粒状の黒辛子を混ぜ、酢で調整した食品。
水餃子とワンタン
どちらも、具を皮で包む料理。北には餃子が、南にはワンタンが広まりました。
餃子
挽肉、白菜やキャベツ、ネギ、ニラなどの野菜を混ぜて調味した具を、小麦粉をこねて薄く延ばした丸い皮で包み、茹でたり焼いたりしたのち、タレをつけて食す中華料理。
具には、エビなどの魚介類が用いられることも。
ワンタン
具は餃子とほぼ同様。
皮は薄く、四角いものを用いる。
茹でた後スープとして、中華ソバを入れてワンタン麺として食される。
カツとフライ
カツ
主に肉類に小麦粉、溶き卵、パン粉で衣をつけて油で揚げたもの。
「トンカツ」「チキンカツ」「メンチカツ」など。
語源はフランス料理の「コートレット(cotelette)」、スライスした仔牛の肉に目が細かいパン粉をつけ、フライパンなどで炒め焼きする料理の名称から。
フライ
主に魚介類や野菜を油で揚げたもの。
「カキフライ」「エビフライ」「フライドポテト」など。
語源は英語の「fry」。
衣の有無は問わず、カツと同じく小麦粉、溶き卵、パン粉で衣をつけて調理することも多い。
チャーハンとピラフ
どちらもインドの「プラーカ」という料理が元。
ピラフ
炊く前の生米とタマネギのみじん切りを炒め、肉,野菜等を加えたスープ(ブイヨン,コンソメ等)で炊いた料理。
チャーハン
炊飯済みのごはんと肉類や魚介(ベーコン、ハム、魚肉ソーセージ等加工食品の場合も多々)、野菜,卵を具に炒め合わせる料理。
3度の食事は欠かせないものだからこそ。
食欲だけでなく、知識欲も満たしていきましょう!