お寿司を食べるときには欠かせない存在、「ガリ」。
和食に添えられる、大根の「ツマ」や「大葉」。
洋食に添えられる、「パセリ」。
これらを積極的に食べるかといわれたら、残す方が多いのではないでしょうか。
これら、料理に添えられる脇役たち。
料理の見栄えをよくするための飾りですとか、口直しという意味もありますが、
それだけではありません、この食材たちの役割は!
これらを残すのは、非常にもったいないお話なんです。
なぜかといいますと…
これらの食材には、
素晴らしい健康作用が含まれているのです!!
まず「ガリ」についてご説明しましょう。
そもそもそのネーミングはどこからきたのか。
食べるときに、「ガリガリ」という音がすることからとのことです。
…そのままですね。
そして、本題のガリの効果について。
ガリが持つ効能とは≪殺菌作用≫です。
その殺菌能力というのが、生姜に含まれている“ジンゲロール”という成分が持つ特徴の一つ。
生臭さを消す効果もあり、細菌を殺す効果もあるのです。
つまり、ガリを食べることによって、食中毒を防ぐことができるのです!!
大根の「ツマ」も同じく≪殺菌作用≫があります。
「ツマ」という名前の由来は諸説あるようですが、
お刺身に寄添っているようにみられることから、刺身とツマの様子を夫婦に見立てているという説と、
料理の端に置かれているという意味から、端(つま)という理由できている説があるようです。
そして、大葉。
大葉自体、天ぷらなど料理されることがありますね。
大葉の健康作用は、≪抗菌作用≫に加え、
≪食欲増進≫≪貧血予防≫≪アンチエイジング≫≪ガン予防≫
といった、さまざまな効果が期待されるのです!
女性に嬉しい美容効果も期待できます☆
最後に、洋食には欠かせない葉っぱ、パセリ。
パセリの香り成分“アピオール”。
この“アピオール”という成分には、胃の調子を整えるという効果があります。
また、この香り成分により、口臭を防ぐ効果もあるのです!
デートの前にはパセリを食べて、息をリフレッシュしていくといいかもしれませんね!
ちなみにパセリにも、≪抗菌作用≫が含まれています。
先人たちは、その食べ物を摂取するにあたり、よりおいしく身体に優しくいただくための工夫をこらしてきたのですね。
味を楽しむメインとはちょっと違う立ち居地のため、美味しいと感じないかもしれませんが…
まさに“良薬は口に苦し”とは、このことなのでしょう。
これらの食材の効能の素晴らしさは、味覚の向こう側に隠されているのです!
料理に添えられる、それなりの理由というものがあったのですね。
ちなみに上記の食材を、筆者は喜んで食べます。
筆者にとって、メインディッシュといっても過言ではありません。
もしこれらの食材と遭遇する機会があれば、ぜひ。
食べてみたら案外クセになるかもしれませんよ。