服の色の組み合わせってとても難しいですよね。
雑誌やテレビに出ているモデルさんと同じ色の組み合わせをしたはずなのに、なんかおしゃれじゃない…と思ったことはありませんか?
今回は色の配色を学んで、初心者さんでもおしゃれに見える色の組み合わせ方法をマスターしちゃいましょう。
目次
色は最大3つまで!バランスが大事
色は色相・彩度・明度という3つの属性にわけられます。
色相とは、赤や青といった色の違い。
彩度とは、色の鮮やかさ。
明度は色の明るさです。
私たちが普段「赤」と呼んでいる色でも、すべて同じ色ではないですよね。
これは同じ赤でも彩度や明度の違いがあるのです。
この色の違いが自然とわかっている人は、色の組み合わせが上手でおしゃれに見えるのです。
しかしこれが初心者さんにはなかなか難しいところ。
まず、服の色は3つまででまとめると覚えておきましょう。
4つ以上になると色のバランスを取ることが難しく、まとまりがなく見えてしまいます。
3つの色のバランスは、コーデ全体のイメージを決める「ベースカラー」が70%程度、ベースカラーを引き立てる「アソートカラー」が20~30%、コーデを引き締める「アクセントカラー」を10%程度がいいですよ。
色の濃淡を変えるとまとまりがいい
色のバランスはわかってもどんな色を組み合わせたらいいのか迷いますよね。
初心者さんにおすすめなのは色の濃淡を変えてまとめたコーディネート。
つまり「グラデーション」になるようにすればいいのです。
青であればネイビーのように濃い青と水色のような薄い色、そして白を合わせればさわやかなまとまりのある印象に。
かっこよく見せるのであれば、黒やグレー、白と組み合わせれば、モノトーンコーデも簡単に楽しめますね。
トーンをそろえると色物も使いやすい
トーン(彩度・明度)を合わせると、違う色でもまとまりのあるコーデができます。
例えばパステルカラーなど淡いトーンにすれば、赤と緑、紫と黄のような鮮やかすぎると目が痛くなってしまうような反対色でも綺麗に着こなすことができます。
また、ワントーンコーデをするときもその名のとおりトーンが大切。
同じ色でもトーンが違うとコーデにまとまりがありません。
ワントーンコーデはオールホワイト・オールブラックなどと色をつけて呼ばれることもあります。
自然にある色でまとめればナチュラルに
色物が苦手…という人は、自然にある色、つまりアースカラーでまとめるとナチュラルに仕上がりますよ。
木々の色や土の色、空の色、たまに花の色など。
これらをうまく組み合わせると悪目立ちしないおしゃれコーデに。
好印象の理由は、普段から誰もが目にしている色なので違和感がないのです。
カーキとベージュはカジュアルコーデにぴったり。
ちょっぴりトレンドを取り入れるなら、カフェのコーヒーや紅茶などドリンクの色を取り入れたブラウンを基調としたラテカラーがおすすめです。
小物の色をそろえるとまとまりが
色のバランスが悪い、まとまりがないといったときは、小物の色をそろえてみると◎。
靴とバッグ、ベルトなどをそろえるだけでもまとまりがでてきます。
また小物はアクセントカラーにするのもおすすめです。
服だけじゃない!メイクも色に気を使おう
服の色をそろえても、服と合わない色のアイシャドーやリップ、チークを選んでしまうと、まとまりがなくなってしまいます。
メイクまで気を使うのは忙しいし無理…という人は、ナチュラルなブラウンカラーを基調としたメイクがおすすめです。
服と合わせたいときは、アイシャドーの色をそろえるのもありです。
チークやリップはピンクやオレンジが主流なので、服とトーンを合わせるとおしゃれに見えます。
また、服もメイクも肌の色に合わせて選ぶのもおしゃれに見えるポイントの一つ。
人間の肌は大きくわけるとブルーベース(ブルベ)とイエローベース(イエベ)にわかれます。
例えば同じピンクでも、青みがかったパープルに近いようなピンクはブルベさんに似合います。
逆にサーモンピンクのようなオレンジがかったピンクはイエベさん向き。
自分の肌のタイプはネットからでも簡単に調べられますし、百貨店などで美容部員さんが見てくれることもありますよ。
色の組み合わせと自分に似合う色がわかれば、おしゃれ上級者になれますね!
まとめ
色の組み合わせは難しいですが、慣れてくると自然と合う色がわかってきます。
センスがある人は色の組み合わせのバリエーションが多いのです。
そして自分の肌タイプも理解しておしゃれを楽しんでいます。
もっとくわしく色の組み合わせを知りたいという人は、色彩検定を受けてみるのも◎。
1級はかなり難しいですが、2級や3級なら独学でも取得可能。
ファッションだけではなく、インテリアを選ぶときにも役に立ちますよ。
まずはベーシックなカラーから、3つまでの色でバランスいいコーディネートを目指してみましょう。