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熱帯夜でも快適・快眠!秘訣は“寝具選び”にあり

公開日:16.07.04

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寝苦しい夜はもううんざり。

かといって、冷房をつけっぱなしにすれば体調を崩したり…。

「一体どうすればいいの?」って思った経験、ありませんか?

実はそれ…“寝具選び”で改善できちゃうんです!

なぜ寝苦しく感じるの?

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布団の中の温度が上がるから…?

いいえ。

実は「快適に眠れる温度」は、一年を通してほぼ変わりません。

体温より少し低い33度前後と言われています。

では何が寝苦しさの主な原因かというと…。

「湿度」です。

快眠を作り出すには40~60%の湿度が最適なのですが、

日本の熱帯夜では時に70~80%を超えることもあります。

一年を通して同じ寝具だとこの湿度の上昇に対応しきれず、

汗で蒸れたりべとついたりして、寝苦しくなってしまうんですね。

逆に言えば、湿度や温度をうまく逃がしてくれる寝具を選べれば…?

夏の眠りがぐっと快適になってくれるんです!

 

い草の寝具

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畳にごろんと寝転がると、何とも言えない“ひんやり感”を感じませんか?

それもそのはず、い草は高い吸湿性を誇る天然素材。

高温多湿の日本で昔から愛用されてきたのには、確かな理由があるんですね。

さらにい草は有害な二酸化窒素を吸収・浄化する力や、脱臭効果も持っています。

近頃はい草で編まれた敷きパッドや枕カバーなどもありますから、

比較的安価に、手軽に取り入れられるのも嬉しいポイントです。

 

接触冷感生地の寝具

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触れた場所からひんやりした感触が伝わり、快適な寝心地を生み出してくれます。

これは熱伝導性に優れているため。

金属を触って冷たいと感じるのと同じ原理で、体の熱が奪われ“ひんやり”します。

ただ素材の多くはポリエステルなどの化学繊維。

即「冷たい」と感じられる一方で、吸湿性や持続性は天然繊維に及ばない一面も。

その時々のコンディションや状況に合わせて使い分けるのがいいかもしれません。

 

麻素材の寝具

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体の熱を逃がしてくれる放熱性に優れ、湿度を溜め込む保湿性が低い麻素材。

コップ1~2杯分の汗をかく熱帯夜であっても、

汗をしっかり吸い込んですぐに発散してくれるため、

“ひんやり”“さらさら”の寝心地が続いてくれます。

さらに天然素材の特徴として、高い抗菌性・防臭性を誇る一面も。

ご家庭で洗濯した際、すぐに乾いて扱いやすいのも◎。

 

竹素材の寝具

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“固い竹の上に寝るって、何だか痛そう…。”

そんなご心配は無用です。

小さな竹のチップを組み合わせた物が多いので、体へのフィット感は申し分なし。

竹自体が持つ放熱性はもちろんのこと、

竹と竹の間に隙間が空いているために通気性が非常によく、

布団と体の接触面が蒸れたり、熱を持ったりすることがありません。

朝まで“ひんやり”が持続するアイテムとして、最近にわかに注目され始めています。

 

 

眠りは次の日のコンディションの鍵を握る大切な時間。

これという“お気に入り寝具”に出会えれば、あなたの日々はがらりと変わるはず。

服と一緒にぜひ寝具も衣替えして、快適な夏を過ごしてみてくださいね!