みなさんはどんなシャンプーを使っていますか?
よくシャンプーに入っているシリコンはよくないなんて耳にしますが、具体的には何がよくないのでしょうか。
今回はシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーのメリット・デメリットを確認して、自分に合ったシャンプーを見つけましょう!
目次
シャンプーは大きくわけると3種類
シャンプーには種類があり、大きくわけると、高級アルコール系シャンプー・アミノ酸系シャンプー・石けん系シャンプーとなります。
最も販売数が多いのは高級アルコール系シャンプー。
高級というと特別感があるように感じますが、アルコールの分子の構造による炭素数が6つ以上入っているという意味です。
洗浄力が高く、脂性肌の人にもおすすめのシャンプーですが、刺激が強いので乾燥肌や敏感肌などダメージに弱い人はやめた方がいいといわれています。
アミノ酸系シャンプーは、その名の通りアミノ酸系の界面活性剤が使われており、優しく洗うことができますが、洗浄力がやや落ちるため泡立ちが悪かったり、量を多く使ってしまいすすぎ残しをしやすいといったデメリットがあります。
石けん系シャンプーは、天然由来の洗浄成分が含まれているので頭皮に優しいのに洗浄力があるというメリットがあります。
しかし、髪の補修や保護する成分が少ないため、きしみやすく乾燥しやすいので、髪が長い人や量が多い人、乾燥気味の人には不向きといえます。
高級アルコール系シャンプー・アミノ酸系シャンプー・石けん系シャンプー、すべてのシャンプーにシリコンが使われたものとノンシリコンのものがあります。
シリコンって何?
シリコンは、ケイ素を化学的に合成して作った樹脂。
髪の毛をコーティングしてくれる効果があるのです。
はがれたキューティクルにぴたっとコーティングして、表面をなめらかにしてくれる効果があります。
体に浸透することはないので、普通に使用している分には害はないといわれています。
ちなみに成分表示には、シリコンではなく、ジメチコン・ジメチコノール・シリカ・シリル・シロキ・シランなどと記載されています。
シリコンが入ったシャンプーのメリット・デメリット
シリコンが入ったシャンプーはダメ!というわけではなくメリットもたくさんあるのです。
シリコンは髪の毛をコーティングすることで刺激から守ってくれるので、枝毛や切れ毛が減ったり、ドライヤーの熱からも守ってくれたりします。
しかし、悪いという噂があるのはやはりデメリットもあり、すすぎ残しがありシャンプーが頭皮に残ってしまうと毛穴がつまってしまったり、フケの原因になったりもします。
また、シリコンで毎日コーティングされるとどんどん蓄積され、外部からの刺激だけではなく、トリートメントなどのいい栄養も入らなくなってしまいます。
またカラー剤やパーマ剤も入りにくくなるというデメリットもあります。
シリコンには、水に溶けるタイプと溶けないタイプがあります。
ジメチコンコポリオールなど水に溶けるタイプのシリコンシャンプーを選べば、蓄積されず毎日落とすことができるので、どうしてもシリコンシャンプーがいいという場合は、水溶性のシリコンを選ぶといいでしょう。
ノンシリコンシャンプーのメリット・デメリット
ノンシリコンシャンプーは、人工化合物が入っていないので、さらさらで軽い洗いあがりになります。
頭皮にシリコンが残ることもないので、安心ですよね。
またコーティングされないので、カラーやパーマがきれにかかり、長持ちするというメリットもあります。
デメリットは、髪がきしむ、指通りが少々悪いこと。
ただしシャンプーだけではなく、コンディショナーやトリートメントを使えば解決することも。
またドライヤーやヘアアイロンを頻繁に使う人は髪の毛が熱に弱い状態になっているので注意してください。
ドライヤーやヘアアイロンを使う前に、洗い流さないトリートメントやヘアケア用品を使うといいでしょう。
シリコン?ノンシリコン?結局どっちがおすすめ?
絶対にこっち!と一概にはいえません。
自分の髪の状態にあったシャンプーを選ぶことが大切です。
ダメージが気になる、髪の量が多く広がりやすい、ヘアアイロンなどを毎日使うという人はシリコンシャンプーがおすすめ。
髪の毛が細い、髪の毛にボリュームがなくすぐにぺたっとなってしまう、乾燥肌・敏感肌の人はノンシリコンシャンプーがいいでしょう。
カラーやパーマを長持ちさせたい人や育毛を考えている人もノンシリコンがおすすめ。
いろいろな人の話を聞いたり、見たりしていると、長い目で見るとやはりノンシリコンの方がいいという意見が多いのは事実です。
筆者も20年ほどノンシリコンシャンプーですが、美容師さんにも驚かれ、よくケア方法を聞かれます。
コーティング剤には気をつけよう!
ノンシリコンや無添加の表示があっても、天然由来成分だけというわけではありません。
シリコン以外にもコーティング剤はあり、ジメチルポリシロキサン・ポリクオタニウム-7などの表示があればコーティング剤が入っています。
また、ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなど石油系合成界面活性剤も頭皮や髪の毛の刺激になることも!
シリコン以外の成分にも気をつけましょう。
またシャンプーはノンシリコンでも、トリートメントやスタイリング剤などシャンプー以外にシリコンが使われていては、せっかくシャンプーに気をつけても台無しです。
まとめ
シリコンが含まれているシャンプーだからといって、絶対にダメというわけではありません。
自分の髪質や状況にあったシャンプーを見つけましょう。
またノンシリコンや無添加など刺激のないものにこだわるのであれば、シャンプーだけではなくトリートメントなど他のものにも気をつけましょう。
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