毎年、数多くのドラマ作品が生まれる中で、興味深い作品はいくつありますか?
「面白かった作品は沢山あっても、記憶に残る名作に出会いたい!」そんな思いに応え続ける、当代随一の脚本家・坂元裕二のおすすめドラマをご紹介!
観たことある方もない方も、きっと何度でも観たくなるドラマが目白押しです!
脚本家・坂元裕二とは?
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高校卒業後、フリーターをしながら脚本を学ぶ。1987年、「第1回フジテレビヤングシナリオ大賞」を19歳で受賞しデビュー。
同時期にディレクターズ・カンパニーが行っていた脚本募集にも応募していたが、そちらでは採用されなかったためテレビの道に進んだ。上京し、テレビ局のアシスタントをしながら脚本の腕を磨いた。
1991年、『東京ラブストーリー』(フジテレビ)が大ヒットし、最高視聴率は32%。「月曜日の夜9時は街から女性(もしくはOL)たちが消えた」と言われるほどの社会現象となる。
トレンディなラブストーリーの脚本の依頼が次々舞い込むようになり、当時23歳の若さで後の北川悦吏子などの源流となるトレンディドラマの旗手として、脚光を浴びた。(引用:Wikipedia)
まさかの連発サスペンス!「あなたの隣に誰かいる」
昔みた あなたの隣に誰かいるってゆうドラマ
またみたいな pic.twitter.com/rpqpOBnOll— 🎮やえぷー🎮 (@giogio_y) January 16, 2018
最初にご紹介するのは2003年放送の「あなたの隣に誰かいる」。
郊外の住宅地に引っ越してきた一家が、そこで奇妙なルールや怪事に見舞われてゆく、というサスペンスホラー。
毎回、次が気になって仕方ない展開の連続で「まさか」と口にしてしまう衝撃に満ち溢れています。
一度観れば、北村一輝の怪演が頭から離れなくなりますよ。
故・いかりや長介さんが出演した最後のドラマ作品でもあります。
不気味な作品をイッキ観したい方にはオススメ!
坂元作品の最高傑作「それでも、生きてゆく」
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筆者が坂元作品で一番オススメなのが、2011年放送の「それでも、生きてゆく」。
あるひとつの事件に関わったふたつの家族。
その当事者ではない男女が出会った時、人の尊厳と愛のドラマが描かれます。
重い事件を扱いながら、本作の魅力は人の感情、生き方にあります。
まさに坂元裕二ここにあり!というほど、切ない運命に翻弄されながらもひた向きに生きる人々の言葉が心に突き刺さる名作。
主演の瑛太と満島ひかりはもちろん、大竹しのぶの演技に筆者は泣かされました。
脚本、演技、映像、三拍子が見事に完成された作品は心に残る1本になるはず。
真髄ここに極まる!話題も記憶に新しい「カルテット」
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昨年放送され、大絶賛を浴びた「カルテット」。
豪華なキャストや椎名林檎の主題歌も話題でしたが、何といっても脚本がお見事。
それぞれ思惑を抱えた四人の男女が一つ屋根の下で音楽のカルテットを組むお話なのですが、本質はヒューマンドラマ。
1本通してのストーリーはもちろんのこと、1話ずつの完成度の高さは近年まれに見るもの。
冒頭の何気ない会話が後半に涙を誘ったり。
男女の会話があまりに本質を突きすぎていたり。
サスペンスの枠を超えて、緻密な脚本に感動すること間違いなし!
何度も見返して楽しめるドラマがほかにも沢山!
「東京ラブストーリー」、「mother」、「最高の離婚」、「anone」などサスペンス、ラブロマンス、ヒューマンドラマなど何を書かせても一流の坂元裕二に今後も目が離せません!
知ってる作品も、知らなかった作品も、脚本に注目して観てみるのはいかがでしょうか?