※過激な写真がありますので、ホラーや血が苦手な方はお気をつけください。
1930年代。
この世にゾンビ映画が誕生したと記録されています。
その中でも、ゾンビ映画の基本を生み出したのは、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」。
ここから熱狂的なゾンビファンを生み出し、そして年々新たな設定を盛り込んだゾンビ映画が生まれています。
「もしパンデミックが起きたらどうしよう」
「そうだ、ショッピングモールに逃げ込もう」
「ホームセンターは武器の宝庫だ…手ごろな武器を探そう」
こんな風に頭の中でゾンビの世界を繰り広げる人も、少なくありません。
そこで今回は、オススメゾンビ映画を簡単且つコンパクトにご紹介しましょう。
自分ならどう生き残るか、そしてどう戦っていくか、考えるのも面白いですよ。
死霊のはらわた
名前からそのグロテスクさを想像出来ると思います。
「途中で映画館を出てしまった」という人もいるほど、えげつない内容ではありますが、シリーズ化するほど人気な作品でもあります。
このシリーズは映画史上最高のカルト映画三部作と言われているそうです。
ラストの死霊目線で追いかけるカメラワークは、まさに才能が生み出した恐怖。
まだ見たことがないというゾンビファンは、今一度「死霊のはらわた」を観てみるのも良いかも知れませんね。
28日後…
序盤が良い。とにかく良い。
崩壊した町並みを歩く主人公とBGMが、これから起きる悲劇に期待させてくれるのです。
ウイルスの感染拡大から28日後…
人間の凶暴性を引き出し活性化させるウイルスが蔓延したことで、感染者はどんどんと人を襲っていくのですが、絶望を味わいたいならまさにこの映画。
なぜなら、走ってくるからです。
ゾンビが…。
歯を引ん剥いて追いかけてくる姿は、恐怖の他に言い知れない悲しみがあります。
28週後…
そうです。
28日後の続編です。
ウイルスの発生後28週後、復興が始まります。
感染の恐れがない人は、保護地区にかくまわれ少しずつ平和を取り戻していきます。
が…恐怖はまだ終わらなかったのです。
こちらは基本的に家族の物語ですので、恐怖よりも切なさと悲しさが先立つ映画ですね。
「パパやめて…!」
実の子を襲わなければならない父親の気持ちを思うと…なんとも言えない気持ちになります。
個人的にはジェレミー・レナー演じるドイル軍曹のかっこよさに注目して頂きたい作品です。
バイオハザード
誰もが知っていると言っても良い作品ですね。
こちらはシリーズを追うごとに「駄作…」「もう観ない」という声も上がっていますが、筆者は最後まで見守りました。
主人公のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、いつ観ても美しく綺麗ですから、ミラのかっこよさを観るための映画と言っても良いほど。
駄作と言われても、やはり不動の映画と言えましょう。
ショーン・オブ・ザ・デッド
ホラー&コメディ
気楽に観られる1本です。
主人公がかっこいいとか、強いとか、そういった設定は一切ありません。
どちらかと言うと、普通以下!
冴えない男で、彼女にも振られそう。
でも主人公の優しさや隠れた男気が開花して、なんとかかんとか乗り切っていく様は、親近感が沸くほど。
怖いものが苦手でも、これくらいならきっと大丈夫だと思いますので、機会があればぜひな1本!
ドーン・オブ・ザ・デッド
こちらも28日後同様走るゾンビがわらわら出てきます。
モールに立てこもり、モール崩壊し、脱出する…
文字で書けば王道な設定ではありますが、登場人物それぞれに個性があり、愛せるので観ていて飽きず、最後まで楽しめます。
モール生活が安定したことで、皆の心も穏やかに。
ホラー映画お得意の“お色気”もありますので、ご家族と見る時には気をつけてもらいたいですね。
最初から最後まで、安心して見れるゾンビ映画です。
REC/レック
全てビデオカメラのみで撮影された、主観撮影(POV方式)。
とあるアパートの中で繰り広げられる恐怖は、まるで「逃げ場などない」と言われているよう。
手に汗握る瞬間も多く、主観撮影の為自分もそこにいると思うほどの臨場感。
POV方式が好きな方にはオススメの1本と言えましょう。
ちなみにシリーズ化しています。
さらに、主人公の女の子が可愛いです。
デイ・オブ・ザ・デッド
少々チープさ加減が目立つ作品ではありますが、主人公の女の人(ミーナ・スヴァーリ)が可愛いので、全て許せてしまう1本。
主人公を好きな男性が感染した際、最後まで好きという気持ちが残っているという設定は、他の映画にはない分個人的に好きな設定でした。
ただやっぱりゾンビ映画。
ちゃんとハラハラはしますので、ご安心を。
これをゾンビ映画とは呼ばないかも知れませんが、でも個人的にピカイチの映画だと思っていますので、一応。
1人と1匹の犬で戦い続ける主人公(ウィル・スミス)。
昼は食料調達や研究の為に町に繰り出していきますが…
夜の町は恐怖と化す。
ダーク・シーカーと呼ばれる感染者のうめき声を聞きながら、銃と犬を抱え毎晩過ごす。
孤独、切なさ、寂しさ。
恐怖ではなく、そんな感情が一杯に詰まった1本です。
家族を失い、相棒を失い、気が触れてしまいそうなところに2人の訪問者。
まさに奇跡。
孤独な主人公の葛藤も見ていて痛々しいほどですが、最後は自分の信じた正義を貫いてくれます。
エンディングは2本ありますので、好きな方を見つけてみてください。
クレイジーズ
軍で開発されたウイルスが、水に混じり…1つの村が壊滅状態。
次々と村人がおかしくなり、異様な行動を取り始め、得体の知れない恐怖に一般人が追い詰められていきます。
他のゾンビ映画と違うところは、感染者が知性を保っているというところ。
そのため、疑心暗鬼に苛まれ、仲間内でも耐えない争い。
ハラハラが止まらない1本です。
28「ホラーが好き」
「グロテスクも大丈夫」
という方であれば、必ずお気に入りの作品が見つかると言っても過言ではないゾンビ映画。
ただの恐怖ではなく、悲しみや切なさ、寂しさが表現されている場面も多く…
ゾンビ=悪
というわけでないのが、辛いところなんですよね。
もし家族が、愛する恋人が、親友が…ゾンビになってしまったら、自分はどのような行動を取るのだろうか。
そう、考える時間にもなるかも…知れませんね。
(Wikipedia参照)