「恋愛運」や「仕事運」、神社でひくおみくじに書かれるこれらの項目。
こちらをお読みの皆様も単語としては知っておられるのではないかなと思いつつ。
では果たして「運気」とはなんぞや?
となると中々説明が難しいところでもあるでしょう。
ざっと言うと、自然界の現象に現れる見えざる気の流れ。
天地に及ばず人体にも脈として流れるもの。
…と言ってもなんだか今ひとつピンと来ないですよね。
以上は漢方医的な考え方で大変歴史が古い捉え方のひとつなのですが、専門的すぎてちょっと何が何だか。
なので更にザックリ言いますが、
”もう一つの血流”
みたいな考え方をしておくといいかもしれません。
お体の状態を左右する生命の流れが血流。
対して「運気」は、
人生や運命の状態を左右する目に見えないもう一つの血流。
…のようなものと思っていただくと、少しイメージがしやすいかもしれません。
例えば運気が上がっていればどうなるか。
「良い出逢いがあった」「仕事で成果が出せた」「幸運な出来事があった」
平易に言うとそういう機会の巡り合わせが相対的に多くなります。
ただし。
運気が上がったから、自分にとって都合のいいことが沢山起こる!!!!
というものでも実はないんですね。
ここが「運気」の難しいところ。
「運気」が良いって先生言ってたのに、むしろ大変な月だった。
よくこうしたお話を耳にしますが、それはそうです。
自分都合の良いこと=人生にとって良いこと、とは限らないですから。
食事もバランスが大事ですよね?
美味しいからと行って健康にいいというものでもない。
いわゆる良薬口に苦しです。
田畑の実りも、懸命な耕しの時期がまずなければいけません。
楽ができなかったからツイてない…なんてことはなく、むしろそうした“後にならないと分からない大事な苦労”が人生にはある。
ですから、
運気がアップする=ツイている出来事が増える
本当にシンプルに言えばそうなるのですけれども、もっと正確に言えば
運気がアップする=人生に嬉しい結果が未来に準備される
そんな風に思ってもらえたら、より捉え方としては正しくなるかなと思います。
という前知識を元にですね。
今回はその運気を上昇にもってゆく方法。
それもご自宅で簡単にできる、超初級編の方法をここで伝授しておこうかなと。
目に見えるものではありませんから運気アップ術は難しいものと捉える方も多いようですが、実のところ決してそんなことはありません。
日常生活に密接に関わっているからこそ、意外と簡単な方法で運気を上げることが出来ます。
最近の時世を踏まえ、運気を上げる方法の中でも自宅で出来る+めちゃくちゃ簡単なやりかたをご紹介しておきます。
超初級編ですから、どっかで聞いたことあるな…?と思われるかもしれませんが、だとしたらそれなりの根拠があるということ。
どれも継続できるものばかりですから、ぜひこの機会に幸運の蓄えをしておきましょう!
その1、今日一番最初の希望を浴びておこう!
というわけで早速行ってみてほしいのが太陽を浴びる=日光浴!
と言うと、ものすごく当たり前というか。
普通じゃん!
と驚かれる方も多いんですが、これを意識してやるとやらないのとでは結構違いがあります。
母なるものが海ならば、命を育む父は太陽。
人間にも、
動物にも、
植物にも。
なくてはならない存在です。
私たち人間は、太陽の光を浴びることで体内リズムが整い、自律神経が安定すると言いますね。
それはお体だけのことではなく、私達のより深い部分…たとえば運気面にも大変重要な要素になります。
すなわち体の中を流れる気の活性化にも繋がります。
植物が光合成を行い、呼吸をするのと似た仕組みだと思ってもらえれば大丈夫です。
光を取り込むことで、プラスエネルギーが働き運気の上昇に繋がります。
イメージとしては光を取り込む=希望を取り込むと言った気持ちで行っておくとなお効果的。
もし早朝、ご自宅に居て、朝から活動されるようであれば朝一番カーテンを開けて、太陽の光を浴びるなど意識してみて頂くといいかもしれません。
ただそれが難しいというライフスタイルの場合や、紫外線などがお体に障るという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は一日一回。
紙にあなたの希望を書き出して、声に出して唱えて見ることをオススメします。
これを起床後にやっておく。
この方法でも「希望を取り込む」作用が運気面に働くと言えますから、ぜひそんな風にしてあなただけの太陽を作って見て下さい。
私達の内側に流れるこうした気の動きは厄災の縁を遠ざける働きもしてくれますからね。
その2、部屋をあなただけの聖域にしよう!
お部屋を光で満たす。
あるいは、あなただけの希望でお体を満たす。
以上を終えましたら、今度はお部屋を見渡してみて下さい。
…どうでしょう?
テーブルの上。
ベッドや布団の状態。
水回り。
玄関。
物があふれかえっている、ホコリや汚れがたまっているなどありませんか?
私達が住まう場所にももちろん目に見えざる気の流れがちゃんとあります。
ところがどっこい。
物に溢れているとなると、気の流れはどうしても滞ってしまう。
淀んでしまうんですね。
空気と同じで、ちゃんと巡りを良くしておくことが案外と大切。
運気を停滞させない秘訣です。
お部屋の状態は皆さんの内側の状態と比例しやいですから、もし整理がついてない場所があるなら、文字通り整理がつかない何かがあるのかもしれません。
どうにもこうにも物で溢れて仕方ないという時には思い切って断捨離も一つの手。
あなたの中の執着がスッと消えて、案外道が開けたような実感を覚えるかもしれません。
更に言えば。
部屋を整頓しておくと、そこに良い運気が宿りやすくなり、結果的にパワースポットのような場所に作り変えることも可能だったりするんですね。
掃除をすることは心を磨くことと同じとも言います。
他人は自分を映し出す鏡ということわざがありますが、部屋の状態というは、上述のように自分の心や運気の状態と同じようなもの。
目覚めて間もなく。
希望を取り込んだならば、どうぞあなたの内側を綺麗にしておく気持ちで、お部屋にも目を向けてみて下さい。
心と魅力を磨く。
その繰り返しの中で上昇してゆく運気は、自然とあなたの自信にも繋がってゆくはず。
清まった心で周囲を見渡せば…いつもとは少しだけ違った世界を見つけて、嬉しい出来事と出逢ってゆけるかもしれません。
心も視界も、濁ったままではなかなか景色も映えないものですからね。
その3、世界で一番新しい気を大きく取り込もう!
はい、ここまで読んでくださりありがとうございます。
この項目までたどり着いてくださったら、ひとまず以下を行ってみて下さい。
・背筋をピンと正してください。
・大きく深呼吸を一回行ってみて下さい。
以上!
あなたが目覚めた今日という一日。
それは世界で一番新しい日であるということを覚えておいて下さい。
そしてあなたが吸い込んだその空気は、世界で一番新しい気。
風水の世界では、家の中にある運気は玄関から入ってくると言います。
同じように体内に宿る運気にも、入り口があるのですね。
それが、頭のてっぺん。
姿勢を正し、天から降り注ぐ運気をすっと体内に落としてゆくイメージで行ってみて下さい。
良運の入り口を作ってあげるイメージですね。
加えて大きく深呼吸することで、その気を意図的に取り込むことも出来ます。
朝一番に取り込んだ希望を胸に、気の回りが良くなったあなただけの聖域で、しっかりとその気を取り込んでみる。
以上の作業は日々できる運気アップの総仕上げです。
それから姿勢を正しておくというのは運気以外にもメリットがちゃんとあります。
ふと思い返してみて下さい。
姿勢が良い人というのは自信が溢れているように見えませんか?
逆に縮こまって背中をまるめている人は、なんだかこう、はつらつとはしていませんよね。
運気を上げるという点だけではなく、姿勢を正すことは自らを律することでもあります。
スマホを眺めることやパソコン作業をしている方ですと、ついつい首が前に出て不恰好な姿勢になりがちになってしまうのですが、
(かく言う私も、鳥がものをついばむような姿勢についなってしまってることが多いのですけれどもね)
・良い運気の入り口をつくるため
・自らを律するため
そんな風に捉えて、ぜひぜひ家の中であっても姿勢を正しくすることを心がけてみてください。
人には十人十色の素晴らしい魅力が備わっているもの。
あなたには、あなただけの。
あなたにしかない魅力がちゃんとあります。
そしてあなたにはあなただけの。
あなたの為の幸せがちゃんとあります。
その追い風を生んでくれるものこそが、私達の人生を活かしてくれている「運気」。
空気と同じく目には見えないものですけれど、空気と同じくその影響は思ってる以上に大きいもの。
超初級編として挙げさせて頂きました以上スリーステップ。
なんだかどれもやったことがあるようなものばかりで驚きもなかったことと思いますが、軽視されがちな当たり前こそ、実は誰も継続していなかったりするものです。
どんなスポーツも基礎なくして発展もなし。
ですしね。
「心と体と日常をつなぐ基礎」
それがある意味では「運気」ともいえますから、ツイてるツイてないという指標だけにおとしめず、心の安定を生むことや体の健やかさの立役者と思い、改めて大事にして頂けたらなと思います。
最後に。
いろいろと書き連ねましたが一番に。
「無理をしない」ということを意識してみてください。
心に嘘をついて、自分を偽っていては、疲れてしまいますし、運気も連動して下がってしまうことがあります。
ですので、こうしてコラムを読んでくださりご縁で繋がったあなたが、心から毎日を楽しみ、あなたらしく生きられるよう。
切に願っています。
それではここまでお目通し、ありがとうございました。
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