なかなか疲れがとれない。
目の下のクマがきえないなんてことはありませんか。
「鉄分」とは健康にとっても美容にとっても大事なミネラル。
とくに鉄分は食品から十分に摂取することが難しい栄養素と言われているだけに、どうしても不足しがちに。
鉄分が不足すると酸素が細胞に供給されず、心身がパワーダウンしてしまうのです。
そこで普段の食生活に意識して取り入れたい「鉄分を含む食品」をご紹介します!
1.カツオやマグロなどの赤身の魚
2.レバーや牛肉、豚肉などの赤身のお肉
3.卵
4.豆腐や納豆、高野豆腐などの大豆製品
5.ほうれん草やひじき、あさりの佃煮
あさりの佃煮と聞いて、意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
鉄分にはほうれん草やひじきといった植物性の食品に含まれる「非ヘム鉄」。
また赤身の魚やお肉といった動物性食品に含まれる「ヘム鉄」があります。
植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」は動物性食品に含まれる鉄分に比べ吸収率が低く、お茶に含まれるタンニンにより吸収が阻害されてしまいます。
反対に動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は植物性食品に含まれる鉄分の約4倍の吸収率で、タンニンの影響も受けません。
吸収率は個人差や体調にも影響されますが、鉄分を含む食品は毎日の食事の中で積極的に取り入れていきたい食品たち。
吸収率の低い植物性食品には、ビタミンCを多く含む柑橘類の絞り汁をかける、またはブロッコリーやピーマンなどのビタミンCが豊富な食品と一緒に摂ることを心がけるとよいでしょう。
おわりに
毎日の食事からきちんと摂取したいところですが、どうしても食欲がない、忙しくてきちんと食事を摂れないということもありますよね。
なんだか最近元気がでない…。
貧血で辛いな…。
と感じたら、無理をせず血液検査を受けてみるのも一つの手。
もしサプリメントなどで補う場合にはリスク回避のため、きちんとお医者さんの指示のもと上手に利用することが大切です。
日々の食生活の中、積極的にこれらの食品を取り入れられるとよいですね。
健康な心身を維持するためには、食事・睡眠・運動が必要不可欠。
明日も笑顔で元気に過ごせるよう、まずは毎日の食事から心がけていきましょう。
(参考文献)
LUVTELLI Ⅱ
四訂応用栄養学[第2版]